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圓尾和紀『食べ物で健康になる人、不健康になる人』
2014年11月21日
2014年11月11日に開催された「良い頭皮の日」のイベントにて、管理栄養士の圓尾和紀さんがお話された「食べ物で健康になる人、不健康になる人」をご紹介致します。
■スピーチ内容
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- いい頭皮のために食べた方がいいものは?
- 現代人に足りない栄養素
- 日本人の死因の50%以上を占めるものとは?
- 現代人はカロリーの摂り過ぎってホント?
- 栄養バランスを整えるために
- 「食」の重要性について
いい頭皮のために食べた方がいいものは?
健康な頭皮に必要な栄養素の例として、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などがあります。これらの栄養素が髪を作ったり、傷ついた髪を補修したり、ダメージから守ってくれたりします。
現代人に足りない栄養素
栄養素の中には「5大栄養素」と呼ばれる炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルがありますが、ほとんどの人はビタミンとミネラルが不足しています!さらに、「7大栄養素」に加えられる食物繊維やファイトケミカルも足りていないのが現状です。
日本人の死因の50%以上を占めるものとは?
交通事故によるもの?いいえ、違います。実は、約54%の方が「食事」が原因で亡くなっています。2人に1人以上の割合ということになりますね。
現代人はカロリーの摂り過ぎってホント?
最近は食品や飲料のキャッチコピーに「低カロリー」などの言葉が増えてきていますが、本当にカロリーを取り過ぎているのでしょうか?
厚生労働省の調査によると、平均摂取カロリーは1900~2000kcal。決して多くはありませんが、食べている「中身」が問題なんです。
栄養バランスを整えるために
1.白い食品をチェンジ
普段食べている砂糖や塩、白米などの白い食品は、加工する過程で栄養素が削ぎ落とされていることが多いのです。そこで、白砂糖は黒砂糖に、精製塩は天日塩に、白米は玄米に変えるなど、「白くないもの」にチェンジすることで、ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に、効率良く摂取することが出来ます。
2.加工品を減らす
調理の手間を省くことができる加工品は便利ですが、加熱や冷凍など加工する過程で栄養が失われていきます。さらに、食品添加物が多く使用されているので、摂りすぎると頭皮や髪はもちろん、体にも悪影響を及ぼします。加工食品を使用しないことが最も理想ですが、使用する場合は、「素材の形がわかるもの」や「原材料の数が少ないもの」を選ぶようにしましょう。
3.野菜を食べる
普段どのくらい野菜を食べていますか?自分ではしっかり食べているつもりでも意外と足りてない人がほとんどです。アメリカなど外国ではお肉を多く食べているイメージがありますが、実は野菜も日本人より多く食べています。旬の野菜は栄養を豊富に含んでいますし、いろんな種類の野菜が食事に彩りを加えてくれます。今日から野菜のおかずを一品プラスしてみてください。
「食」の重要性について
2005年にできて食育基本法の中で、「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である」とされており、さらに、食生活の改善の面からも、「食」の安全の確保の面からも、自ら「食」のあり方を学ぶことが求められています。
「時間がない」という理由で「食」をおろそかにせず、「健康」の優先順位も大切にしていきましょう。頭皮の健康、美容、ひいては健康に長生きし、将来の家族の安全を守るためには自ら健康について学ぶことが大切です。
末永く、元気に笑顔で輝き続けるために、健康への自己投資をはじめましょう!
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今回スピーチしていただいた専門家
- リボディプランナー 管理栄養士
圓尾和紀さん - 神戸出身。大学で栄養学を学び、イギリスへ留学し、海外の栄養学にも触れる。帰国後、大学院へ進学。卒業後は総合病院に勤務し、栄養指導などの業務に従事。その後独立し、現在はファスティングという健康法のインストラクターを中心に、セミナー講師、イベント開催、WEBメディアのライターなど幅広く活動中。管理栄養士の認知度、地位向上にも力を入れている。
- BLOG
- カラダヨロコブログ
- リボディプランナー
- 管理栄養士
- 分子整合医学美容食育協会認定ファスティングマイスター
- ファスティングのインストラクター
- Webメディアライター
- イベント主催
- セミナー講師
- 漫画取材協力 など