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頭皮のかゆみの原因と対策
頭皮湿疹の原因と対策・予防方法
Cause of scalp eczema is this
アレルギー体質の方は特に頭皮湿疹に注意しましょう
頭皮が赤くなる、かゆみを伴うぶつぶつができた場合を頭皮湿疹と呼びます。
頭皮に湿疹ができる理由はさまざまですが、原因を特定し良くなるように対処することが大切です。
アレルギーと頭皮トラブルの関係
アレルギーは、体内に流入した異物を排除するはたらきが、免疫機能によって過剰におこなわれる症状です。
また頭皮を含む皮膚には、刺激物との接触による免疫機能の過剰反応によって生じる、接触性アレルギーも症状としてあらわれます。
頭皮がアレルギー反応を起こした時には湿疹、かゆみ、炎症といった症状があらわれます。
これらの症状が出た場合は頭皮がアレルギー反応を起こしていると考えられるため、治療が必要になります。
頭皮湿疹の症状と原因
頭皮湿疹の原因は、「脂漏性皮膚炎」「皮脂欠乏性皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」「接触性皮膚炎」の4つに分類することができます。
頭皮湿疹の原因① 脂漏性皮膚炎
頭皮に繁殖したカビが原因のアレルギー症状です。頭皮のカビは皮脂によって繁殖します。
そのため皮脂の過剰分泌が症状を引き起こす原因として考えられます。
脂漏性皮膚炎は皮膚の脂分が増えたときに、頭皮にいる皮膚常在菌(皮膚に住み着いている細菌のこと、普段は皮膚のバリア作用を助ける働きをしています)がその脂によって異常に繁殖することで、皮膚に刺激を与えて頭皮に湿疹を引き起こします。
頭皮湿疹の原因② 皮脂欠乏湿疹
皮脂欠乏湿疹は頭皮のバリア機能の役割をはたしている皮脂が足りない場合に起こる症状です。頭皮が乾燥した状態になるため、粉をふいたようなフケが大量に発生します。
シャンプーのし過ぎや乾燥している季節に起こりやすいです。
ですので、皮脂欠乏湿疹は、冬などの頭皮が乾燥しやすい時期に皮膚炎を起こし湿疹となります。
頭皮湿疹の原因③ アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はアレルギーが原因で起こる皮膚の炎症のことですが、目の周りや肘や膝の裏などに湿疹ができるだけでなく、頭皮にもできることがあります。
カビやダニなどの異物が体内に流入することが原因でおこるアレルギー症状です。症状としては湿疹やかゆみが生じます。
アトピー性皮膚炎はアレルギー体質の人の皮膚が乾燥するとそこに炎症を起こしやすくなります。
頭皮湿疹の原因④ 接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は体に合わない物質の刺激やアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)と頭皮が接触することによって、皮膚に刺激を与えて炎症を起こしている状態です。
頭皮の湿疹の場合には、ヘアケア製品やスタイリング剤が原因物質となる場合も多く、シャンプーやリンス、トリートメント、整髪料、カラーリング剤などが考えられます。
アレルギーを持っている人はそのアレルギーによって色々な物質が原因になります。
新しいものを使用し始める時には、異常が起きないか慎重に頭皮を観察しておきましょう。
頭皮湿疹の予防方法
頭皮湿疹を予防するには「頭皮の衛生を保つ」「シャンプーをしすぎない」「肌に合わないヘアケア用品を使わない」ことが重要です。
特に大切なのがシャンプーです。
頭皮にある皮脂は肌を守るバリアでもありますが、カビを繁殖させる原因でもあります。
そのため適度に清潔さを保つことで皮脂のバリア機能をはたしつつ、衛生的でいられます。1日1回のシャンプーを目安とし衛生を保ちましょう。
またアレルギー症状が出た場合、使用しているヘアケア製品の使用を止めてみることによって症状改善につながる場合もあります。
自宅でできる頭皮湿疹の改善方法
頭皮湿疹のかゆみは頭皮を掻くとますます進行します。ですので、早期に適切な対策を取る必要があります。
頭皮湿疹の改善方法① シャンプー選び
頭皮湿疹の時にはフケを伴うことも多く、フケ用シャンプーを選びたくなるかもしれませんが、そのようなシャンプーには殺菌成分が配合されていることがあり頭皮に刺激を与える可能性があるので避けた方がよいです。
適切なシャンプーの種類ですが、洗浄力が強いといわれている合成界面活性剤配合のシャンプーは頭皮をより刺激してしまうので避けましょう。
低刺激シャンプーや無添加の石けんシャンプーがおすすめです。
頭皮に湿疹ができた状態でも、いつもと変わらないシャンプーやヘアケア製品を使用していると症状がより悪化してしまうこともあります。
刺激の強いシャンプーやリンスは刺激の少ないものに変えるようにしましょう。
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頭皮湿疹の改善方法② シャンプーの仕方
シャンプーの種類だけでなく、シャンプーの仕方も大切です。
1日1回、指の腹を使って優しくマッサージするように頭皮を洗い、ぬるめのお湯で流すようにしてください。
熱いお湯は頭皮を刺激し、湿疹を悪化させることがあります。
体温程度のお湯で洗髪するのが良いでしょう。
頭にかゆみのある場合には、水で頭を洗い、ドライヤーを遠くから当てて乾かすというのも一つの手段です。
かゆみを伴うことが多いので爪を立ててかいてしまう方もいますが、頭皮を傷つける原因になります。
シャンプーの時も、指の腹を使って優しくマッサージするようにしましょう。
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頭皮湿疹の改善方法③ 食事
ビタミンBの欠乏が頭皮湿疹を悪化させる場合があるので、ビタミン薬(ビタミンB2とビタミンB6配合のもの)をとるのもお勧めです。
ビタミンB2が豊富は食品としてはレバー(肝臓)、キャビアがあります。
納豆、玉子、のりにもビタミンB2が豊富です。ビタミンB12はシジミなどの貝類が豊富です。
おすすめのアイテム ディアナチュラスタイル ビタミンB群
頭皮湿疹の改善方法④ 帽子など
頭の装飾品が接触性皮膚炎を引き起こしている可能性があるので、頭皮湿疹が出ている間は頭から外しておきましょう。
お湯シャンプーで改善
毎日何気なく行っているシャンプーですが、その中には界面活性剤という洗浄剤が含まれており、頭皮に負担を与えてしまっています。
髪を洗う際に頭皮にも洗浄剤がつくことで、頭皮を守ってくれているバリア機能を傷つけてしまうからです。
一度傷ついた頭皮のバリアは修復されるのに最低3~4日は要すると言われます。
しかし、毎日シャンプーをするとなると、修復されないままにさらにバリア機能を傷つけるという繰り返しになっているのです。
これにより頭皮のかさつきやかゆみといった炎症が起こり、頭皮湿疹につながってしまうのです。
お湯シャンプーで頭皮を元気に
日頃から乾燥や紫外線によりダメージを受けている頭皮には出来るだけ優しいケアをしてやることが必要です。
その為に有効なのが、お湯シャンプーなのです。シャンプーで頭皮を傷つけてしまうことを回避してやると、頭皮のターンオーバーも正常となり、元気な頭皮へと変化していきます。
また、必要な皮脂まで取り除くことでかえってべたつきが出ていた頭皮のべたつきや臭いも、これにより消えてくれるのです。
お湯シャンプーのさらなるメリット
お湯シャンプーは、首や背中などのアトピーにも効果を発揮します。
それは、今までシャンプーを使っていた時は、それを洗い流す際にシャンプー剤が首や背中にまで流れていましたよね。
それがなくなることで、肌荒れやダメージ、アトピーが改善してくれるのです。
また、頭皮にいる常在菌は、シャンプーだと良い菌も洗い流してしまうのですが、お湯シャンプーだと適切な量の常在菌を残すことが出来るので、細菌やカビの侵入も防ぐことが出来ますよ。
お湯シャンプーの方法
お湯シャンプーは以下の方法でやってみましょう。
1.しっかりブラッシングをする
2.34度程度のぬるま湯で頭皮をマッサージするように洗う
3.お湯シャンだけで髪が絡まる時は、軽くオイルを毛先につけましょう。
お湯シャンプーのコツは、最初は1日起きにシャンプーと交互にして、頭皮の出る量を調整し、最終的にお湯シャンプーに移行するのがベストです。
自然由来のお湯シャンプーを取り入れることで、つらい頭皮アトピーをさよならしちゃいましょう。
治らない場合は皮膚科で受診
自分で対処してもなかなかよくならない頭皮の湿疹の場合には、早めに皮膚科に行くようにしましょう。
かゆみが止まらない場合には、抗ヒスタミン剤の外用剤や内服剤が有効な場合があります。ステロイド剤も有用です。
真菌(水虫の原因菌です)による頭皮湿疹や他の病気から頭皮湿疹になっていないかを判断してもらいましょう。
そのためには、いつ頃から頭皮湿疹になったか、環境に変わったことがないかなどの問診にきちんと答えることが必要です。
間違った方法でケアしないように気を付けましょうね
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