エタノール入りのシャンプーってどうなの？ | 【頭美人】

エタノール入りのシャンプーの危険性

エタノールは抗菌、殺菌効果のあるアルコール成分で、消毒や拭き掃除に使われますが、オイリー肌の人向けの毛穴を引き締める、汗や皮脂の分泌を抑えるなどの効果がある収れん性化粧水や、頭皮のかゆみやフケを抑える為のスカルプシャンプーにも使われています。

エタノールが配合されている化粧水やシャンプーには、使用時にスカッとする清涼感がある製品が多いので、特に夏場には好んで使われている方も多いのではないでしょうか。

ただエタノール入りの化粧水やシャンプーは、皮脂を取り除く効果が高い為に肌や頭皮を乾燥させてしまうという危険性があります。



脂性で夕方には頭皮がべたべたするというような悩みを解決する為に、エタノール入りのシャンプーを使うと、シャンプー剤によって皮脂が取り除かれ過ぎてしまって、かえってフケが増えてしまこともありますし、失われた皮脂を補う為により皮脂が分泌されてしまい、頭皮は乾燥しているのに頭皮のべたべたがひどくなることもあります。

また、髪の保湿成分を壊してしまうので、髪がパサパサになる、カラーやパーマが抜けやすくなるといった影響が出ることもあります。

さっぱりした感触を得たい時にたまに使用する程度ならそれほど危険ではありませんが、日常的に使うことは避けた方が良いシャンプ―です。

シャンプーを選ぶポイント

シャンプーに配合されている成分の中には、エタノール以外にも、髪や頭皮を過剰に乾燥させてしまう成分があります。

ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなどのラウリン酸から硫酸を使って生成された界面活性剤やシリコン、化学的に合成された着色料や香料が配合されているシャンプーは避けた方が無難です。

そして、シャンプーは地肌につけるものなので、頭皮をしっかり保湿できる成分が配合されている製品を選びましょう。

とは言っても、シャンプーの成分表示を見ても全ての成分に関して理解するのはとても難しいことですよね。

最も安全で簡単なシャンプーの選び方は、担当の美容師に相談して、自分の髪質にあったシャンプーを紹介してもらうことです。

しかし、美容室のシャンプーは質が良い分、市販のシャンプーよりは高価なので、市販のシャンプーから選びたい場合は、エタノール、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naは避けた方が良いということを覚えておきましょう。

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