湯シャンだけで髪の汚れは落ちるの？ | 【頭美人】

日本人は綺麗好きで有名であり、それなりの生活水準のために毎日入浴するのが当たり前になっています。

当然シャンプーも毎日する人が多いでしょう。
身体を洗う時は、「石鹸やボディソープ」、髪を洗う時は「シャンプー」とそれぞれ専用の洗剤を使います。

そんな中、髪を洗う時にシャンプーやリンスを一切使わずに、お湯のみで洗い流す、通称「湯シャン」が注目を集めています。

湯シャンは、芸能人のタモリさんや福山雅治さんが実践していることで話題となりました。

今回は、シャンプーを使わずにお湯だけで髪の汚れが落ちるのか、湯シャンをすることのメリットについてご紹介します。

湯シャンする目的

シャンプーは、洗剤の1種のため油汚れを効率よく落とすことができます。

頭皮から皮脂という油分が分泌されて、皮脂が出すぎると髪がベトベトになってしまいます。

皮脂の分泌には個人差があり、多い人は髪がベッタリしがちです。

そういった人は、シャンプーを使って髪の油汚れを落とすことは大切です。

しかし、頭皮から分泌される皮脂は本来、頭皮を保護する役割があります。

皮脂は、いわゆる頭皮のバリアーになるものなのです。

そのため、洗髪は髪に付着した余分な皮脂を洗い流すことが主な目的になります。

しかし、昨今のシャンプーは洗浄力が強い製品が多く、髪についた皮脂だけでなく頭皮の皮脂も落とし過ぎてしまい、頭皮のバリアー効果を弱めてしまうという傾向がありますので、自分にあったシャンプーを選ぶようにしてください。

湯シャンをするメリットは、皮脂を落としすぎないということです。

皮脂を落としすぎなければ頭皮へのダメージが減り、結果として頭皮は活性化されて、健康的な髪が生えてくるのです。

湯シャンだけで髪の汚れは落ちるの？

皮脂によるバリアー効果を考えて、頭皮に負担をかけすぎないようにするのが湯シャンのメリットです。

しかし、お湯で洗い流すだけで汚れは落ちるのでしょうか？

これは油汚れの食器で試せば分かりますが、しつこい油汚れは難しいですが、お湯で洗えばある程度の油汚れは落ちます。

理想的な洗髪は、頭皮の皮脂までは落としすぎずに、髪に付着した皮脂の汚れやホコリなどを洗い流すことです。

ですので、お湯で入念に洗い流せば問題なく汚れは落ちるので、湯シャンは頭皮のダメージケアを考慮した洗髪方法と言えます。

頭皮の皮脂の分泌は個人差があり、分泌が多めの人は毎日「湯シャン」で洗い流すのは難しいかもしれません。

また、毎日湯シャンだと不安だという人もいるかもしれません。

そういった場合は、週に何回かは湯シャンに切り替えてみてはいかがでしょうか。

頭皮の負担を少しでも減らして、頭皮を清潔に保ちましょう！

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