濡れた髪をとかすと切れ毛になりやすい？ | 【頭美人】

濡れているときの髪の状態

髪が濡れると、キューティクルが開きます。

キューティクルとは、髪の表面をウロコのように覆っているものです。

髪の内部構造を保護し、中にあるたんぱく質や水分が逃げないように守ったり、髪の表面にツヤを出す役割があります。

キューティクルが開くと、髪に含まれる水分やたんぱく質が外に逃げやすくなったり、外部からの刺激によって髪が傷みやすくなります。

シャンプーをした後に、髪を乾かすのが面倒だからとそのままの状態で寝てしまったりすると、キューティクルが開いたままになり、さらに枕と擦れ合って摩擦が起きるため、髪はかなりのダメージを受けてしまいます。

また、髪が濡れたまま寝るのは、頭皮にも良くありません。

枕にはたくさんの雑菌が付着しているため、頭皮に雑菌が繁殖して、炎症やかゆみを引き起こす可能性もあるのです。

濡れている髪を梳かすことによるダメージ

髪が濡れている時の方がくしが通りやすいという人もいると思いますが、キューティクルが開いて最もダメージを受けやすい状態です。

キューティクルは非常に壊れやすいため、くしを通すことによって、はがれたり傷ついたりします。

無理に絡まった毛をとかそうとすると、プツッと切れて切れ毛の原因になりますし、パサつきや枝毛などのダメージにもつながります。

対策方法

特にロングヘアーの人は、シャンプーをする時に髪がどうしても絡まりやすいため、シャンプーをする前の乾いた状態の時にブラッシングをして、絡まった部分をほぐしておくと良いでしょう。

髪を濡らした後は、くしは使わず髪が絡まっている部分があったら、手で優しくほぐすと切れ毛を防ぐことができます。

シャンプーをした後は時間を置かずに、出来るだけ早くドライヤーを使って髪を乾かしましょう。

ドライヤーをかける時も、髪が乾かないうちは手ぐしだけにしましょう。

髪が乾いてきたらブラシを使ってブローをしますが、この時もあまり無理に引っ張ると、切れたり痛んだりする可能性があります。

ブラッシングをする時は、毛先から頭皮に向かって少しずつほぐしていくと良いでしょう。

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