頭皮に『できもの』が！種類別対策法！ | 【頭美人】

頭皮に痛みや痒みを感じて、よく見てみると、ニキビのような「できもの」が…。
不快な頭皮トラブルは、できるだけ早く治したいものですね。

そのためには、まず「できもの」の正体を知ることが大切です。

頭皮に現れる「できもの」の種類

頭皮の「できもの」は、一種類だけではありません。
代表的なものとして、頭皮ニキビ、脂漏性皮膚炎、乾燥性皮膚炎などがあります。

頭皮ニキビ

顔や背中などと同じように、頭皮にもニキビができます。

地肌のターンオーバーが乱れることで、古い角質が毛穴を塞いでしまうことが原因です。

皮脂が排出されずに毛穴に残り、炎症を起こしている状態が頭皮ニキビです。

脂漏性皮膚炎

見た目では頭皮ニキビとの区別がつきにくいのが、脂漏性皮膚炎です。

原因は、皮脂の過剰分泌により異常繁殖した、マラセチアという真菌です。

その真菌が頭皮に炎症を引き起こすことで、ニキビのような赤い湿疹ができるのです。

頭皮ニキビは痛みを伴うことが多いのに対し、脂漏性皮膚炎の場合は、痒みがあるのが特徴です。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は、シャンプーやカラーリングによる刺激によって、頭皮がかぶれている状態です。

地肌のバリア機能が弱まっている時に発症しやすく、原因となっているシャンプーやカラー剤などの使用をやめないと症状を繰り返すことも。

種類別対策法

症状を和らげるためには、原因に合わせた正しい対策をとる必要があります。
頭皮ニキビや脂漏性皮膚炎には、地肌を清潔に保ち、皮脂の過剰分泌を抑えることが効果的です。

よく泡立てたシャンプーで地肌をやさしく洗い、すすぎ残しがないようにしましょう。
皮脂を除去するために洗浄力の強いシャンプーを使ったり、ゴシゴシ強く洗ったりするのはNGです。

洗い過ぎるとバリア機能が低下して、地肌の乾燥や、毛穴の炎症を招いてしまうこともあるからです。

接触性皮膚炎は、一種のアレルギー反応なので、原因となっているシャンプーやカラー剤などの使用を中止すると症状が軽減します。

原因がわからない時は、病院で検査をするのがいいでしょう。
また、脂漏性皮膚炎も、早めに受診をしないと重症化してしまう可能性も。

いずれの場合も、頭皮に刺激を与えるのはよくありません。
むやみに触ったり、引っ掻いたりしないように気を付けましょう。

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