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髪が生えるメカニズム
髪はこうして生えてくる!ヘアサイクルの仕組みをご紹介
Thus the hair grow back
髪の毛は、18種類のアミノ酸が一定の組成率で結合してできた
「ケラチン」というタンパク質が主成分となって作られています。
毛髪は一生成長し続けるわけではありません。
ある程度成長を続けた後、その成長は徐々に弱まって自然に抜け落ち、再び新しい毛髪が生まれるといった周期を繰り返します。
この周期をヘアサイクル(毛周期)といいます。
今回は、髪の毛の仕組みとヘアサイクルについてご説明します。
目次
髪の毛は18種類のアミノ酸によって成り立っています
髪を構成するアミノ酸をあいうえお順で表わすと、アスパラギン酸、アルギニン酸、アラニン、グリシン、グルタミン酸、シスチン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、ヒドロキシプリン、フェニルアラニン、プロリン、メチオニン、リジン、ロイシンです。
これらのアミノ酸は一定の組成率で結合し、”ケラチン”というタンパク質を作っています。
このケラチンというタンパク質が、髪の毛の主成分となっています。
ケラチンは、髪の他にも爪や肌の角質層を形成している成分でもあります。
同じ成分なのにもかかわらず髪・爪・肌でそれぞれ硬さや見た目が異なるのは、アミノ酸の割合の違いによるもので、髪や爪の成分は硬質ケラチン、肌の成分は軟質ケラチンと言われています。
髪の毛は毛穴から生えてきます。
毛穴のくぼみの周りにある成分もまた軟質ケラチンでできており、これが毛根部分で硬質ケラチンへと変化し、髪の毛が誕生するのです。
こうして髪の毛の成り立ちについて見ていくと、髪の毛は、肌の角質層の構造が変化したもの、と言えそうですね。
毛乳頭と毛母細胞
毛穴の一番奥にある球状の部位は”毛球”といい、髪の毛を作る重要な部分です。
毛球の先端部分(毛穴の先端部分でもありますね)は少しへこんだ形状をしており、この部位は”毛乳頭”と言われています。
また、毛乳頭の周りを取り囲むように”毛母細胞”が存在し、毛乳頭から栄養やシグナルを受け取っています。
栄養やシグナルを受けて活性化した毛母細胞は、毛球部分で少しずつ角化していき、髪の毛が作られます。
こうして毛母細胞が活発に活動し続けることによって継続的に髪の毛が生成され、毛球部から表皮へと伸びていくのです。
毛母細胞は、体の中で最も活発と言われている細胞であるため、活性化するためには多くの栄養を必要とします。
ですから、毛乳頭がどれだけ栄養やシグナルを毛母細胞へ発信できるかが、髪の毛の活性化に繋がるキーとなるのです。
ヘアサイクルとは?
ヘアサイクルとは、髪の毛が生えて抜け、また生えてくる循環のことです。
ヘアサイクルには個人差があり、通常は4年~6年くらいとされています。
ヘアサイクルの流れ
ヘアサイクルは「成長期」、「退行期」、「休止期」で区分されます。
生まれたての新生児はとてもやわらかい産毛ですが、思春期にかけておとなの毛髪に変化していきます。毛髪の成長速度は1か月に約1cm伸びるといわれています。
髪は1日に0.3~0.5㎜伸び1年で約15cm伸びますが、一定期間たつと自然に抜け、抜けたところから新しい毛が生えてきます。
ヘアサイクルのほとんどの期間は成長期で、成長期の間髪は太く長く成長します。
その後、成長が止まる時期「退行期」が2~3週間あり、数カ月の休止期に入ると毛穴の奥で成長した新しい毛に押し出されるように抜けていきます。
それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
ヘアサイクルの流れ 成長期
・細胞の働きが活発で、髪が成長する時期
・ヘアサイクル全体の約85~95%
・期間は男性で3~5年、女性で4~7年
ヘアサイクルの流れ 退行期
・細胞が不活性化し、毛母細胞の働きが弱まる
・ヘアサイクル全体の約1~3%
・期間は2~3週間
ヘアサイクルの流れ 休止期
・成長が完全に休止する時期
・ヘアサイクル全体の約9~14%
・休止期の期間は数か月脱毛・新生
・新しい毛髪が生えはじめるのと同時に、古い毛髪を押し上げ自然脱毛させる
髪によってヘアサイクルの時期はバラバラ
髪は、1本1本ヘアサイクルの時期が異なり、抜ける時期も違うため通常、一度にすべてが抜けることはありません。
日本人の髪の毛は平均で約10万本。ヘアサイクルを考えると1日50本~100本抜けていることになります。
シャンプーの後、排水溝に髪の束が流れているのをみて心配になった人もいるかもしれませんが、100本近く抜けていることを考えれば不思議なことではありません。
髪の本数よりも、抜けた髪の状態を確認し、ヘアサイクルが乱れていないか確認することが大切です。
ヘアサイクルの乱れは、加齢のほかに睡眠不足や過剰なダイエットが原因となっているケースもあります。薄毛対策のためにも、生活習慣やヘアケアの見直しを行いましょう。
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健康な髪のチェック方法
健康な髪の毛が次に生えてくるかどうかは、抜けた髪の毛を確認するとわかります。
正常であれば、毛根が球型をしています。
逆に毛根に丸みがなく抜け毛全体が細くどちらが毛根かわからない場合には注意が必要です。
薄毛の原因はヘアサイクルにある?
薄毛や脱毛で悩む人の多くのヘアサイクルは、髪が成長する期間が短く、髪の成長が止まっている期間が長くなっています。
結果、生えてくる毛よりも抜ける毛が多くなり、髪全体の毛の量が減っていきます。
薄毛対策は、ヘアサイクルを正常にし、これから生える髪を太く健康にしていくことを考えて毛根や頭皮の状態を改善することが不可欠です。
ヘアサイクルを理解しましょう
ヘアサイクルを理解すると、髪が抜けることについて過度な心配をせずにすみます。
また、自分のヘアサイクルを知ることは薄毛対策にもつながります。
薄毛は、髪の毛が抜けた後、太く長い健康な髪の毛ではなく細く短い髪が生えてくることによって起こるのです。
このようにヘアサイクルをしっかり理解していると、抜毛に過度な心配をする必要もありません。
髪が生える仕組みを知っておくとヘアケアの際も便利ですよ!
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