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髪が抜けるメカニズム
髪が抜ける原因や症状と正しい対処法
We thus hair fall out
髪の毛には、それぞれ寿命が存在しているんです
通常のヘアサイクルというのは、正常な体を維持している人に限り言える事です。
不健康な食事や不規則な生活を続けている人は、このヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増えたり髪の毛が薄くなったりする原因となってしまいます。
それでは、通常のヘアサイクル以外にどのような抜け毛の原因があるのかご紹介します。
ヘアサイクルとは?
髪が生えて抜けるまでには、一定の周期があります。
この周期をヘアサイクルと言いますが、髪の毛はこのヘアサイクルに従って生えたり抜けたりするのです。
髪の毛にはそれぞれ寿命が存在しており、その寿命が来た時に抜け落ちます。
毎日かなりの量の髪の毛が抜けていると思いますが、これらの髪の毛は、ヘアサイクルが終了した髪の毛なのです。
髪の毛は、ヘアサイクルの成長期に当たる時期に、毛球部分で毛母細胞が角化することによって作られています。
そして、成長期が数年間続いた後、毛根の活動が止まり、退行期を経て休止期を迎えます。
活動が止まった毛根では、毛乳頭や毛母細胞の活動は止まり、髪の毛は伸びないままに数か月を過ごします。
その後、再度毛乳頭が毛母細胞に栄養やシグナルを供給し始め、毛母細胞が活動を再開すると、新しい髪の毛が伸びてくるようになります。
新しい髪の毛は、そこにとどまっていた髪の毛を持ち上げるので、古い髪の毛が抜け落ちます。
ヘアサイクル以外の抜け毛の原因
ヘアサイクル以外の抜け毛の原因① 遺伝による抜け毛
抜け毛の原因は一つだけではありません。
メンタル的なことから外的な要因など様々です。
中でも個人の力では解決が難しいと言われていることが、遺伝による抜け毛の症状です。
お父さんやおじいちゃんが脱毛症であると、脱毛症になりやすい体質が遺伝する場合があります。
もちろん遺伝する確率も発症する確率も100%ではありませんが、抜け毛や薄毛が気になるのであれば若い内に気にしておく必要があるでしょう。
代々、抜け毛が多い家系というのは、子供にもそのDNAが継承され、抜け毛が起きやすい兆候が遺伝しやすいと言われています。
ヘアサイクル以外の抜け毛の原因② ストレスによる抜け毛
そして次に考えられる抜け毛の原因は、ストレスによる抜け毛です。
「ストレス性脱毛症」という名前があるぐらい、ストレスと抜け毛は密接な関係があります。
ストレスを溜め込むと、なぜ抜け毛が発症してしまうのかというと、ストレスを溜め込んでいる状態は常に脳が緊張状態で、自律神経が乱れてしまいます。
そうなると毛乳頭へ繋がる毛細血管が収縮してしまい、血液の流れに障害を生じてしまいます。結果的に必要とされるタンパク質の成分が血液を通じて届けられなくなり、髪の毛にも影響が出るというわけです。
髪の毛は血液を通じて、ケラチンと呼ばれる成分を形成しています。
その成分へ栄養素を送り込めない環境になっていると、抜け毛が収まることはないでしょう。
ヘアサイクル以外の抜け毛の原因③ 食生活による抜け毛
そして、もう一つの抜け毛の原因は食生活です。
先ほどのストレスと連動して関係があるのですが、血液循環が悪くなっていると、栄養素がうまく脳に伝わらなくなってしまいます。
そしていくら血流がよくなり、栄養素を行き届ける状態になっても、肝心の栄養素を上手く髪へ送ることができなければ意味がありません。
油ものや塩分、糖分などを取りすぎてしまっては血行の循環が良くても、ドロドロとした脂分の多い成分しか行き届けることができません。
しっかりと野菜や大豆などを摂取して、ビタミンや亜鉛、たんぱく質などを補給して必要な栄養素を送らないと、抜け毛を阻止するのは難しいといえるでしょう。
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すぐに影響が無いとはいえ、対策や改善をせずにいると30代・40代になってから症状が酷くなる場合もあります。
このように抜け毛の原因は一つだけではなく、様々なものが複合して積もり積もって抜け毛が発症してしまうということになります。
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抜け毛の症状
では、実際にどのような抜け毛の症状が起こるのでしょうか。
抜け毛の症状① AGA(男性型脱毛症)
男性型脱毛症は、AGA(Androgenetic Alopecia)と言われ、名前のとおり男性に多く見られる脱毛症です。
AGAは、おでこと髪の毛の境界線が少しずつ後退して生え際がM字型になったり、つむじを中心に円形に髪の毛がなくなっていったりする現象がよく見られます。
この症状は、遺伝で起こることもありますが、生活環境に強く依存する症状です。
AGAの症状がある人の頭皮には、DHTが多く確認されていることから、毛乳頭や毛母細胞の機能が弱まり、成長期の周期の乱れや、休止期から成長期へ移行する毛穴の減少によって引き起こるものだと考えられます。
抜け毛の症状② 脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、皮脂が過剰に分泌することによって毛穴の機能が弱まってしまう症状です。
男性ホルモンが増えると、皮脂の分泌も活発になります。
皮膚の表面は、乾燥や刺激から守るためにある程度の油分は必要ですが、過剰に分泌されてしまうと呼吸が出来なくなってしまい、機能が弱まります。
また、毛穴も塞がってしまったり汚れたりするため、毛穴の働きも弱まってしまいます。これにより、脂漏性脱毛症が起こるのです。
抜け毛の症状③ 女性の薄毛
脱毛症は、男性だけが起こる症状ではありません。
女性も、ストレスや加齢などの様々な状況変化によって、脱毛症が発症します。
特に、女性は出産や更年期といった性ホルモンのバランスが崩れるタイミングがあります。そのような時を境に、薄毛や抜け毛の症状が出ることが多いのです。
また、育児や仕事の人間関係などでストレスを抱える女性が増えてきており、日々の生活から受けるストレスが、女性には少ししか存在しないはずの男性ホルモンを増やしてしまっていることがあります。
抜け毛の症状④ 円形脱毛症
円形脱毛症は、俗に言う10円ハゲで誰にでも起こりうる症状です。
他の部分は正常な髪の毛でも、一部だけツルッと髪の毛が生えていない症状です。放っておくと、10円大のサイズだったものが少しずつ大きくなっていってしまいます。
また、10円の大きさで発症するものの他に、まつ毛や眉毛が抜けたり、全身の体毛が抜けたりといった症状もあり、これらも円形脱毛症と言われています。この症状の原因はストレスです。
体に受けているストレスが改善されると、また髪の毛が生えてきます。
どれくらい抜けても大丈夫なのか?
1日に髪の毛が抜ける量は通常のシーズンで50本から100本ほど、秋口などの抜け毛が増えるシーズンであってもせいぜい150本程度と言われています。
この程度であれば、心配することは無いでしょう。
稀に薬などを服用して初期脱毛と呼ばれるヘアサイクルの改善の影響で、1日だけで300本から400本抜け落ちてしまうという事例もありますが、通常の生活において、これほどまでに抜け毛の量が増えるということはありません。
もし、これぐらい抜けるようであれば、生活環境の改善と併せて、育毛シャンプーや育毛剤なども併用して多角的に対応していく必要があります。
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年齢と抜け毛の関係について
「加齢」が原因で抜け毛が目立つこともあります。歳を重ねると頭皮や髪の細胞も活発に働かなくなるので当然と言えば当然です。
ですから、「若い頃はまだ大丈夫」と思ってしまいがちですがそれは大きな間違いです。
抜け毛の原因は加齢だけではありません。ストレスや食生活、遺伝に男性ホルモンなどたくさんの要因が重なって抜け毛が起こる場合があるのです。
ストレスや遺伝に年齢は関係ないですよね。いくら丈夫で健康な髪の持ち主でも環境や心境の変化によっていきなり脱毛の症状が現れる事もあるので注意が必要です。
若年性脱毛症
若いうちに起こる抜け毛や薄毛は「若年性脱毛症」と言われ、円形脱毛症のような抜け方をしやすいのが特徴です。
もし、若いうちにM字に薄毛が進行をするようであればそれは「壮年性脱毛症」の可能性が高いです。
若年性脱毛症の原因は食生活やストレス、そして糖尿病や肝臓病の疾患が関係していると言われているのです。
若年の間にできる抜け毛対処法
若年の間にできる抜け毛・脱毛対処法は原因によって異なりますが、まず大切なのは十分な睡眠とバランスの良い食事、つまり生活習慣の見直しです。
一番手っ取り早く対処できる方法であり、高額な費用がかかることもありません。
あとは「頭皮ケア」です。スカルプ系のシャンプーやコンディショナー、頭皮の化粧水などを使うようにして、定期的に頭皮マッサージもしてあげるようにしましょう。
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まとめ
髪の毛が抜けるのは、一定の周期によって必ず起こるものであり、1日に約100本程度の抜け毛であれば問題ございません。
ただ、激しい抜け毛や薄毛は年齢に関係なく、突然やってくるものです。
健康な髪がある若いうちにできるだけ頭皮をケアし、薄毛にならないようしっかりと対策するようにしてください。
正しいヘアサイクルを保つためには、規則正しく健康な生活を送ることが大切ですよ!
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