旅行先でのヘアケアについて | 【頭美人】

毎日髪のお手入れを欠かさない人でも、旅先だとなかなかいつものように出来ないものです。

家ならいつも使っているヘアケアセットが揃っていますが、旅先にそれを丸ごと持っていくのは難しい話です。

ホテルにも最低限のアメニティは揃っているし、ドライヤーも完備されているため髪を乾かすのには困りません。

しかし、特に髪の長い女性などは髪のお手入れにはそれなりに手間がかかるものです。

旅行で観光するならいつも以上に髪はキレイにセットしたいところですが、旅先の場合はそれがいつもより難しくなるというジレンマがあります。

そのため旅行中などの旅先で陥りやすい髪のトラブルは是非とも知っておき、対処に備えたいものです。

海外旅行の場合、髪のセットが難しい理由

髪が思い通りにまとまらない…旅先でこんな経験は無いでしょうか。

髪がまとまらないことは普段でもたまにありますが、旅先で髪がまとまりにくいのは偶然ではなく理由がきちんと存在します。

特に海外旅行で多いのは水の違いです。

日本の飲み水や水道水はほとんどが軟水であり、日本人は軟水を普段から飲み、入浴にも使っています。

それに対して海外の水道水は硬水が多く、普段とは水の質が違います。

硬水はシャンプーが泡立ちにくく、髪を洗うとゴワゴワになってしまう特徴があります。

海外の場合は、日本とは気温や湿度も異なる場合が多いため、それらの条件が髪のセットをいつも通りにできなくしてしまうことはよくあります。

しかし、海外旅行でもいつも通りのヘアセットをしたいですよね。

旅先で最低限の用意でもいつもの印象を保つためのスタイリング術を紹介します。

知っておくと便利な前髪の簡単なクセ付け

旅先では普段と同じようなヘアケア環境が無いために、いつもと同じような印象を作るのは意外と難しいものです。

例えば前髪が左右にパッカリと別れてしまい、どうにかしたい・・・

それとは逆に、真ん中から分けたいのだけどドライヤーを当ててもすぐに戻ってしまう・・・

このような場合は一度前髪を根元から濡らし、もう一度ドライヤーで乾かしながらブラッシングすると思い通りに決まります。

この方法で、前髪だけでも思い通りに作ることが出来れば、いつもと同じ印象は作れます。

旅先は長時間髪に紫外線が当たるためどうしてもゴワゴワしやすくなる

旅先では、いつもよりも野外で過ごす時間が長くなりがちです。

髪は長時間紫外線を受けるとゴワゴワしてしまい、スタイリングが難しくなります。

旅先でスタイリングが上手くいかないのは、このような原因もあると思われます。

対処法としては、旅行前に集中的にトリートメントを行って髪を保湿しておくという方法があります。

美容室はトリートメントのみのメニューでも受け付けてくれるお店はたくさんあります。

旅行前に、美容室でトリートメントの集中ケアを受ければ、旅先でも髪がゴワつかず、思い通りのスタイリングが出来ます。

旅先でも出来る限り普段使っているヘアケア用品を持っていきましょう

ほとんどのホテルはアメニティとしてブラシやシャンプー、ドライヤーなどが備え付けられています。

しかし格安のホテルほどアメニティのグレードは下がるものです。

特に消耗品であるシャンプーやリンスは、ホテル側としてもコスト削減の対象でしょう。

旅先での粗悪な洗髪剤を使うと、髪がゴワついてスタイリングが難しくなることが十分予想されます。

対処法としては、旅行用の小さなシャンプーボトルに数回分のシャンプーを詰めて持ち込むことです。

しかし、うっかりシャンプーを忘れたり、シャンプーの量が少なくて使い切ってしまった、なんてこともあると思います。

そんな場合には、湯シャンをオススメします。

シャンプーはしすぎると良くない？

日本人はほとんどの人が毎日入浴します。

そのため、洗髪も毎日しているという人がほとんどだと思います。

髪の汚れは主に、空気中に舞っているホコリ、そして毛穴から分泌される皮脂による油汚れです。

空気中のホコリには、ダニなどの細菌も髪に付着する可能性もあり、それらの汚れを毎日洗い流すことは、衛生面から考えても大切なことです。

しかし、洗髪のための多くのシャンプー製品は、洗浄力が強すぎて弊害があるという一面もあります。

このため、毎日シャンプーを使って洗髪するのは洗いすぎになり、洗う回数を減らした方が、髪の健康にも美容にもメリットがある、という意見もあります。

シャンプーは使わずお湯で洗い流す洗い方

皮脂について

頭皮からは皮脂が分泌され、それが頭皮の油汚れになります。

しかし、なぜ頭皮から皮脂が分泌されるかというと、それは頭皮を保湿するためです。

頭皮は乾燥に弱いため、頭皮から皮脂が分泌されるのは、身体を守るための防御本能といえます。

シャンプーは油汚れを落とすのと一緒に、皮脂も洗い流してしまいます。

皮脂を洗い流し続けると、頭皮のバリア機能が衰え、頭皮感環境が悪化してしまうという意見が根強く存在します。

シャンプーを控える湯シャン

このため、シャンプーは数日おきくらいの使用に抑え、毎日の入浴の時に、髪はお湯で洗い流すだけ、という通称【湯シャン】を髪の健康のために行なっている、という人は意外と多いようです。

頭皮の皮脂は落としすぎる必要がありません。

空気中のホコリやダニが髪に付着しても、それはお湯で丁寧に洗い流せば落とすことができます。

このことからシャンプーは毎日使わず2・3日に一回程度、という髪を洗いすぎない美容法があります。

これなら、旅行先でも簡単に試すことができますね。

シャンプーをうっかり忘れてしまった、という場合にぜひ試してみてください。

シャンプーの他にも、出来ることなら使い慣れたドライヤーやヘアアイロンも持っていきたいところですね。
しかし、荷物としては少し嵩張るため悩みどころです。

旅先でもスタイリングをバッチリ決めたいという強い思いがあるならば、気合を入れてドライヤーやヘアアイロンも持ち込むのが、旅先での髪のトラブルを防ぐ心強い備えになるのは間違いありません。

旅行で髪がまとまらなかった経験がある人は、このように旅行前にヘアケアグッズを準備しておくといいですよ。

旅行先でもしっかりヘアケアをして、いつも通りのヘアスタイルで旅行を楽しみましょう。

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