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カラーについて
ヘアカラーの色落ちが早い人と遅い人では何が違うの?
What's different between people with early and late hair color discoloration?
思い通りにヘアカラーしたのに、すぐに色が落ちてきたらがっかりですね。
好みの色に染め直したいけれど、髪のダメージや施術料金を考慮して、躊躇してしまいます。
きれいな髪色をなるべく長くキープするためのコツをご紹介します。
ヘアカラーの仕組み
一般的なヘアカラー剤はブリーチ剤と色素の2つでできています。
ヘアカラー剤は髪の表面のキューティクルを開いて髪の内部に入ります。
髪の毛のメラニン色素をヘアカラー剤に含まれるブリーチ剤で破壊して脱色します。
脱色して明るい髪色になったところに、色素を入れて髪の毛をお好みの色にしていきます。
髪の毛の中に入り込んだ色素は、化学変化して構造が大きくなり、髪に定着するのです。
このブリーチと色素の力加減で、髪の色や明るさが決まるのです。
カラーの色落ちが早い人と遅い人の髪質の違い
キューティクルが剥がれていたり、傷んだ髪だとキューティクルの隙間からせっかくきれいに染めた色が流れてしまいます。
生まれつき髪質が細くて柔らかい人ほど、カラーが色落ちして抜けやすい傾向があります。
細い髪の人は一般的にキューティクルも薄いので、カラー後のシャンプーの際にもキューティクルから色が染み出してしまうのです。
また髪が細いと染み込むヘアカラー剤の色素の絶対量も少ないので、色落ちしやすく感じてしまうということもあります。
反対に、色落ちしにくい髪とは水分や油分、栄養分が豊かで健康的な髪のことです。
中に入ったヘアカラーの色素がキューティクルの働きで外に出ずに髪の内部に留まり、髪色をより長くキープしてくれるのです。
カラーを長持ちさせる方法
カラーが色落ちする主な原因は「洗い流される」、「熱で破壊される」の二つです。
カラー剤が髪に定着するのは、丸1日以上かかるといわれています。
カラー当日、できれば翌日のシャンプーは控えたほうがいいです。
市販のシャンプーでは洗浄力が強すぎる場合があります。
美容室で相談するなどして、アミノ酸系シャンプーなど、カラーした人向きのシャンプー剤を使用するといいでしょう。
シャワーの水温は低め、水圧も弱めにして頭皮を中心に洗い、髪の毛はゴシゴシこすらないようにします。
また、濡れた髪はキューティクルが開いた状態です。色素が出て行ってしまいます。
シャンプー後は濡れたままにせず洗い流さないトリートメントをつけて髪の表面を保護し、ドライヤーでしっかり乾かすことが大切です。
ヘアアイロンやコテによるスタイリングも色落ちの原因になります。
低温設定にしたり、短時間の使用で髪への負担をなるべく減らしましょう。
もう一つ、忘れてはならないのが紫外線のダメージ。
お肌と同様、髪の紫外線対策も忘れないでください。
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