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頭皮の赤みの原因と対策
頭皮の炎症の原因と種類、対処方法とは何か!?
What are the causes and types of scalp inflammation? ?
本来頭皮は、皮膚の色をしています。
しかし、自分の頭皮を見てみると、赤くなっていて驚いた!なんて経験ありませんか?
このような頭皮の赤みは、実は、痒みが原因であることがあります。
頭皮の赤みと痒みの関係性
頭皮に赤みがあるということは、頭皮が炎症を起こしていることが考えられます。
そのために、頭皮が痒みを起こしていることも考えられます。
ではどうして頭皮に炎症が起こるのでしょうか。
頭皮の炎症を放置しておくと、最終的には薄毛にもつながる可能性もあります。しっかりと早めに治療を行うことがカギとなります。
このような炎症は、日常生活の中に原因があることが多いのです。
ほとんどはシャンプーなどによる外的要因であるケースです。
シャンプーが肌に合っていない、シャンプーの仕方が悪い、シャンプーが強すぎる、シャンプーが皮脂を十分に取り除けていないということが挙げられます。
また、頭皮の赤みは脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患であることも考えられます。
この皮膚病は、皮脂分泌が過剰なところにかゆみや炎症が起こるというものです。
このように、頭皮の赤みと痒みには大きな関係性があります。
そもそも頭皮の炎症とは
そもそも炎症とは、どのようなものなのでしょうか?
炎症は、回復に向けて身体が活動を開始していることを指すわけですが、その過程で、体内で化学的な伝達物質が活性化し、血管の拡張や白血球の遊走が起き、回復期には新たな細胞の増殖や肉芽の形成などが始まります。
頭皮でいえば、何らかの原因によって頭皮がダメージを受けた場合に炎症が起きます。
炎症の種類は皮膚科的にみていくつかありますが、代表的なものをご紹介します。
炎症の種類
接触性皮膚炎
毒性・刺激性のある成分に触れることでおきるものです。
最近では、安価なシャンプーに含まれる洗浄力の強い成分に皮膚が負けてしまい、炎症を起こす事例が多いです。
脂漏性皮膚炎
頭皮はバリア機能として皮脂を分泌していますが、これが過剰になりすぎると、雑菌や真菌類の繁殖を許し、これらの代謝物が刺激となって皮膚炎を起こします。
アレルギー性皮膚炎
人が持つ免疫機能は、本来外界から侵入する細菌などに対処するものですが、時には人体に無害なものにまで過剰に反応してしまい、自分の細胞にまで攻撃を仕掛けてしまうアレルギー反応が起きることがあります。
これによって生じる炎症を、アレルギー性皮膚炎といいます。
頭皮の炎症を治すには
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、毒性や刺激性のある成分を遠ざけることができれば炎症は収まります。
頭皮の皮膚炎で多いのが、先に述べたシャンプー剤によるものです。
シャンプー選びの際には、低刺激性をうたったものを選ぶとよいでしょう。
例えば、頭皮にやさしいアミノ酸系のシャンプ―にかえましょう。
また、ゴシゴシと力強く頭皮を洗ったり、2回以上のシャンプー、爪を立てて洗う、シャンプーの原液を直接頭皮につけるということは避けてください。
そしてしっかりとすすぎシャンプーの成分を取り除きましょう。
指の腹を利用してやさしく包み込むように洗ってください。
他にも育毛剤などの成分が原因となることがあるので、新たに使用する製品はしばらく頭皮の状況に変化がないか目視で確認するようにしましょう。
脂漏性皮膚炎
皮脂が原因となる脂漏性皮膚炎の場合は、過剰な皮脂を取り除くことが対処の一つです。
お風呂嫌いの方では頭皮の皮脂が取り除かれず、不潔になって発症することもありますが、生活習慣などの影響で皮脂の過剰分泌が起きている場合は、生活習慣を改める必要もあります。
アレルギー性皮膚炎
毒性や刺激性があまりないのに身体が反応してしまうアレルギー性の炎症については、接触性のものと同様に、原因となるものを遠ざける必要があります。
炎症が起きる場面を特定し、直前に使用した製品に含まれる何かの成分が犯人であることが多いので、意識して観察するようにしましょう。
頭皮かさぶたやフケを伴う赤みや痒み
ところで、常に頭皮かさぶたが治らずに赤みやかゆみがあり、フケがおさまらない場合には、上でも述べた脂漏性皮膚炎という病気の可能性が高いです。
頭皮に必要な皮脂が過剰になると、それを餌に生きるマラセチア真菌が猛威を振るいます。
適量なら何も悪さをしない真菌も、頭皮の環境が悪くなると病気まで引き起こしてしまうのです。
この真菌が原因の場合、殺菌してしまわないと治りませんから、自然治癒を待っているとひどくなるばかりです。
おかしいなと思ったら自己判断しないで、ひどくならないうちに医療機関に行くことが大切です。
上記のように、生活習慣を改めることも必要かもしれません。
頭皮かさぶたはフケの原因
また、ある時から急にフケが増えたら要注意です。
頭皮の乾燥によるフケなら、頭皮に潤いを与えてケアしていけばよいのですが、それが過剰に出ている皮脂の仕業ですと、頭皮にかさぶたが出来ているかも知れません。
頭皮かさぶたは、一度出来てしまうとなかなか自然治癒は難しいと言われています。
フケだけではなく、かさぶたがあるとかゆみもあり、知らないうちにかきむしってかさぶたを壊してしまいます。
かさぶたがあるということは、それ以前の段階の湿疹が他にも出来ているとうことになります。
なかなか治らないかさぶたによるフケの原因は、過剰な皮脂を餌にする頭皮の常在菌「マラセチア真菌」のせいかもしれません。
この菌が増殖していくと、皮脂を餌にするたびに脂肪酸を出していきます。
それが適量でしたら問題はないのですが、大量になってきますから頭皮に悪影響を与え続けます。
頭皮がダメージを受けてかさぶたとなり、そしてはがれてしまうのです。
それがフケということになります。
正しい対処法
治らない頭皮かさぶたがある、もうずっとフケが続く、頭皮の赤みやかゆみが耐えられないような状態なら、やはり脂漏性皮膚炎を疑ってみるべきです。
脂漏性皮膚炎でしたら、その原因のマラセチア真菌を殺菌しなくてはいけないので、専用の薬を出してもらい治療します。
マラセチア真菌を殺菌する薬は、日本では医師の診断なしでは買えない薬です。
脂漏性皮膚炎は受診するしか治す方法はありません。
市販で売っているステロイド配合の薬も、マラセチア真菌が原因ではない症状には効果的です。
ただし、ステロイドなので使用してよい期間が決められています。
試用期間いっぱいまで使っても、症状がよくならない場合にはすぐに中止して下さい。
その場合には素早く受診することをおススメします。
なかなか治らない頭皮かさぶたは、脂漏性皮膚炎の疑いがあるので、まずは労力を惜しまずに医師に診せることが最も良い方法だと言えます。
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