AGAなどの薄毛解消が期待できるプロペシアとは？ | 【頭美人】

コマーシャルなどで『AGA・病院で薄毛相談』最近よく耳にするようになりました。

薄毛になる原因は一つではなく、その方によって原因も様々です。

ですのでその原因を全て解消して、髪の毛のもととなる栄養をいかに髪・毛母細胞に運んであげるか？という事が大切です。

プロペシア

昨今、お薬での薄毛治療は成分や配合を変えて様々なものが見られますが、薄毛改善に効果があるとして日本で認可されているAGA治療薬はプロペシア（フィナステリド）とミノキシジルのみです。

ですので今回は、国に認可されているお薬プロペシアについて書かせて頂きます。

AGA（男性型脱毛症）は頭皮に過剰な男性ホルモンが頭皮に発生して、主に皮脂線からでる抜け毛の原因酵素5αリダクターゼと合わさり、悪玉男性ホルモン（DHT）となって、毛根を攻撃することから起こります。

プロペシアは主に皮脂腺から出る、抜け毛の原因酵素・5αリダクターゼの働きを抑制します。

すのでプロペシアは男性ホルモン過多による、脱毛を抑制して、薄毛を抑制する事ができます。

薄毛のお薬・プロペシアの歴史

プロペシア元々は前立腺肥大や前立腺がんの治療薬。日本では1200万人もの男性がAGAで悩んでいるとも言われています。

プロペシアはAGA専門クリニック・一般的な病院で処方できる医薬品です。

フィナステリド（成分の名前）元々は前立腺肥大や前立腺がんの治療薬でした。

その後フィナステリドを服用している人に髪の毛が増えたという副作用が見られ、薄毛の治療薬として研究が始まりました。

その後、フィナステリドはAGA治療薬として、1997年にアメリカで認可されました。

日本では、2005年に厚生労働省の認可を受けAGA治療薬として、万有製薬（現MSD）によって「プロペシア」という商品名で発売されました。
プロペシアは日本皮膚科学会が定めた男性型脱毛症診療ガイドラインにおいてA(行うように強く勧められる)に位置付けられています。

ですがプロペシアを利用すれば、全ての人に毛が生えるわけではなく、効果にバラつきがあると言われています。

またお薬のみで発毛できたとしても、体質改善や頭皮環境を髪の毛が生える良い状態にしておかないと、薬をやめた時に抜け落ちるだけです。

しかも、このプロペシア（フィナステリド）で全く生えない方もいるのをご存じですか？

1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼ

それは抜け毛の原因酵素である、5αリダクターゼには1型と2型があるからです。

プロペシアが効くのは主に２型5αリダクターゼに対してであり、1型5αリダクターゼに対しては、ほぼ効かないからです。

プロペシアは男性ホルモン（テストステロン）を悪玉男性ホルモン/DHT(ジヒドロテストステロン)に変換させる2型の5αリダクターゼの作用を阻害します。

その結果、毛母細胞での成長が阻害されないので、AGA（男性型脱毛症）の進行を抑える事ができます。

ですから1型5αリダクターゼが抜け毛の原因である方には全くといっていいほど効きません。

AGA病院やAGA薬のホームページなどでこういった情報が書かれていないのが、ほとんどだと思います。

抜け毛の原因には男性ホルモンだけでない様々な要因

抜け毛、脱毛症には男性ホルモンの影響だけではなく、

皮脂の影響、皮脂や老廃物が毛穴に詰まり、酸化にして毛根にダメージを与える

マラセチア菌という頭皮の常在菌が過剰発生し脱毛

ストレスや食生活、睡眠など生活習慣の影響

など、

様々な要素が組み合わさっている事が多く、薄毛といってもAGA(男性型脱毛症）だけでなく、脱毛症にはいくつかのタイプがあります。

薄毛の薬の実際の効果

以上の事から、薬を飲んでいれば簡単に髪の毛が生えると思っていたら、『全く生えない！』という事も普通にあります。

薬のみを飲んで薄毛解消した場合、4人に1人は全く生えない、4人に2人はまあまあの改善、4人に1人がふさふさに生えると臨床データもあります。（youtubeに医師がプロペシアについて語っている動画などあります）

※そして男性に気になる方が多いM字は薬のみでは難しい事が多い。

一般的にプロペシアを『発毛剤』という事もありますが、正式には『発毛剤』ではなく『脱毛抑止剤』です。

ですのでプロペシアだけに頼るのではなく、薬で脱毛を抑えて、頭皮環境を良い状態にし、髪に栄養を与えて発毛させる要素を加えるという事もとても重要になります。

薬だけで生やそうとするリスク

そしてお薬ですので、副作用の可能性もあるという事をよく理解しましょう。

そしてプロペシアにはED(勃起障害)や肝機能障害などの副作用のリスクがある事も考慮して利用すべきです。（プロペシアの副作用はでない方もいます。）

病院だから大丈夫信頼できるだろう、薬を使用すれば治るだろう、と思って薬を使用したのに対応の不満や薄毛が改善されないお悩みを訴えられる方も多いのです。

自分で個人輸入などでお薬を取り寄せて使用するのは危険

例えばインドで製造されている薄毛治療のお薬、フィンペシアはプロペシアのジェネリックで効果は同じなのに安い！とネットなどの書き込みなどでみられたりもしますが、実際は成分は全く一緒ではなく、フィンペシアで重度の副作用が報告されたりもしています。

また薄毛の認可薬としてミノキシジルというものがありますが、簡単にいいますと、これは血流の流れを良くして、発毛させるというものです。

濃度（％）が高い方が効果があるのでは？とやみくもに使用して自分に合わない高濃度のミノキシジルを自己判断で頭皮に塗って炎症を起こしてしまい、薄い濃度のミノキシジルでさえ受け付けない頭皮になってしまったりですとか、個人で使用するのはリスクが高いと言えます。

女性はお薬での薄毛治療に頼らないほうが望ましい

最近お若い女性でも薄毛に悩まれる方が多いです。

最近増えている女性の脱毛症に、女性でも男性ホルモンの過剰発生による脱毛症があります。女性男性型脱毛症（FAGA)と言います。

元々女性でも男性とくらべると微量ですが男性ホルモンは持っているものですが、ストレスやホルモンバランスの乱れにより、男性ホルモンが頭皮に過剰発生することにより起こる脱毛症です。

ですが、もともと必要でだしている微量のだんせいホルモンをお薬で調整してしまうのは、女性のホルモンバランスを乱してしまい、とても危険であります。

特にこれから妊娠する可能性のある女性は絶対されてはいけない薄毛治療です。

個人輸入で使用するのはもっての他です。

病院でもお薬ではなく、成長因子のカクテルやビタミン剤カクテル出た言うしている所を選ぶべきです。

薬の前にやるべき事

薬を否定しているわけではありません。ですが、その前に髪の毛の生える土台作りが重要です。

植物に例えますと、いくら良い栄養剤をまいても、土地がからからに乾燥していてひびわれていたり（頭皮が乾燥していてうるおいがない）、砂利やごみだらけ（頭皮に汚れや老廃物がたまりまくっている）そして化学薬品の入った工場排水が知らないうちにまかれていたら（科学製品だらけのシャンプーや整髪料を使ったら）その植物は生えますか？生えたとしても健康に育つのでしょうか？という事です。

薬を使用する場合であってもに土壌（頭皮や体質改善）などのそれを受けとる土台が大切という事です。

薬のみに頼って発毛しても、頭皮状態の改善や体質改善が出来ていない場合、お薬をやめた途端に抜け落ちてしまいます。となると一生薬を飲み続けなくていけないという事になります。

勘違いされている方が多いのですが、薄毛の薬は薄毛が治るのではなく、薬で症状を抑えているだけです。

薄毛の薬・頭皮改善・脱毛の症状を見極めた上で薬併用の発毛・薬なしの発毛、ご自身にあった最適な方法を見極めたいところです。

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