年齢とともに変化する髪や頭皮とエイジングケア方法 | 【頭美人】

10代、20代の頃は気にならなかった頭皮の変化に気付き始める30代、40代の方がとても増えていて、50代、60代になると、頭皮だけでなく、薄毛や髪質の変化を感じている方が多くいらっしゃいます。

年齢と共に髪も歳を重ねていきますので、多くの場合40代になっても20代と同じ髪に…というわけにはいかないようです。

年齢とともに変化する頭皮について

まず、年齢とともに気になり始める髪や頭皮の変化についてご紹介します。

1．地肌が硬く、軽くマッサージするだけでも、ゴリゴリしている感じが分かる。
2．地肌が全体的に黄ばんでくすみ、ツヤがなく、部分的に赤くなっている。
3．地肌の乾燥ジワが目立つ。
4．地肌を指でこすると細かいフケが出る。

以上のような変化の起きる要因として、ターンオーバーの周期が長期化し、角質層の天然保湿因子が減少するという事があげられます。

角質層で新しい細胞が生まれにくくなり、ターンオーバーの周期が長くなり、新しい角質層が生まれにくくなるので、元々持っている天然保湿因子が不足し、地肌が乾燥してしまいます。

地肌が乾燥することで、皮脂や汗が過剰に分泌し、皮脂が酸化してできる過酸化脂質の割合は、年齢とともに増加し、ベタつきの要因となります。

過酸化脂質が分解されて発生するニオイ成分量も増加することによって、ベタつきと、ニオイが気になるという現象が起こります。

年齢による髪質の変化について

頭皮だけではなく、年齢を重ねるにつれて起こりやすい薄毛や抜け毛など髪質の変化についてご紹介します。

1．髪のうねりが強くなってきた。
2．表面にふわふわした髪が出てきた。
3．以前よりツヤがなくなった。
4．髪にハリ・コシがない。
5．髪が以前より柔らかくなってきた。
6．抜け毛が増えた。

以上のようなお悩みの原因として、毛髪の水分保持力の低下が挙げられます。

年齢とともに、毛髪のコルテックス細胞の疎水性タンパク質の割合が増えて、水分保持力が低下します。

毛髪内部の乾燥・空洞化が進み、うねって、まとまりにくくなることで、クセ毛やうねり、ふわふわした髪が出たり、パサつきやツヤのなさが気になってきます。

また、髪のハリ・コシの変化や髪の柔らかさの変化は、年齢とともに、毛髪が細くなることが要因です。

毛髪の80～90％を占めるコルテックス細胞の数が減少し、その結果髪が細くなり、弾力が低下し、ハリ・コシがなくなるのです。

また、髪質が変わる事によって、ヘアカラーの色の出方も変化していきます。

年齢によるヘアカラーの出方とは

年齢を重ねるにつれ、ヘアカラーの出方が変わったと感じたことはありませんか。

というのも、ヘアカラーなど髪への施術を長年繰り返している場合、化学染料によってどうしても髪が痩せてしまいます。

トリートメントの併用がない場合はパサつきも気になりますので、これまでと同じヘアケアではヘアカラーが髪にうまく入らず、何となく髪を見ただけで年齢に察しがつくという状況も起こります。

肌も年齢の上昇と共にターンオーバーのサイクルが乱れてきますが、髪にも同じ現象が起きてきます。

また、女性に限らず男性もホルモンに乱れが生じるのが30代以降と言われ、その影響が髪にもあらわれます。

言い換えれば、髪も過渡期を迎えていることになります。

年齢による変化を抑えるエイジングケア方法

それでは、少しでもカラーの出方をよくするための髪のエイジングケアをご紹介します。

食事を見直す

加齢やホルモンバランス、これらに太刀打ちすることはできないのかといえば方法は多数存在します。

体質が変化しつつあるときも、まずは栄養をしっかり摂りましょう。

栄養を偏らせることなく、髪が生えてくるための元になる細胞にもたっぷり栄養を与えることが1番の美髪への道です。

素の髪をチェックしてみる

有難いことに髪は抜けてもまた生え変わるもので、茶色くカラーリングした髪でも、新しく生えてくる髪は染髪されていない黒髪です。

髪の傷みが気になる場合は、思い切ってカラーリングを一旦お休みし、素の髪の状態をチェックしてみるのも、次なる美髪への準備になります。

色が明るくなりがちな場合は、髪色をいつもより少し暗めに設定することで髪の見え方が変わることもあります。

シャンプー・トリートメントで補修を！

髪にとっての栄養はトリートメントにあたりますので、髪の内部補修に特化したトリートメントで髪を労わることを心がけましょう。

また、シャンプー剤を選ぶ時に、洗浄力の強くない保湿成分の入った優しいシャンプー剤を選ぶことをオススメします。

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まとめ

髪は生活環境にも強く影響されます。

誰でも歳を重ねることからは逃れられませんが、どのように年齢を重ねるかは自分で選ぶことができ、髪年齢も然りです。

思ったような髪色にならないとカラーリングでお悩みの方は、栄養面を見直したり、最近大きなストレスがなかったかなど生活環境も思い返してみてください。

髪の悩みが解決しない場合は、髪質についてもアドバイスをくれる美容師さんに相談するのもひとつの方法ですよ！

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