髪だけではなく地肌にもやさしい、シアバターの効果 | 【頭美人】

ナチュラルコスメが好きな人は、一度は「シアバター」の情報に触れたことがあるのでは？

なんだか美味しそうな名前ですが、実は食べ物ではないんです。

シアバターは、お肌や髪に使ったり、ボディクリームやリップなどのコスメ製品に配合されたりしています。

今回は、シアバターとはなにか、髪や頭皮にはどのような効果があるのか、使い方も併せて解説します。

シアバターってなに？

シアバターとは、アフリカ大陸に生息する巨木「シアの木」の実を原料にした、植物性油脂のことです。

かつては火傷や紫外線による肌の乾燥対策など、全身のケアに使われてきました。

シアバターはとても保湿力が高い油脂で、生れてすぐの新生児にも使えるほど安全な成分で組成されています。

主な成分は、ステアリン酸・オレイン酸・トコフェノールです。これらの成分は人間の皮脂と性質が似ているため、肌にスウッとなじむのが特徴です。

常温では白色の固形ですが、人肌程度の温度になるとなめらかな液体に変化します。

シアバターの髪への効果

シアバターは保湿力が高いので、髪をコーティングして乾燥から保護してくれます。また、紫外線による髪へのダメージからも守る効果が期待できます。

毛先のパサつきや傷みが気になる人、顔回りや襟元などにおくれ毛を作りたい人にもおすすめです。

使い方は簡単で、固形状のシアバターを少量取り、手のひらでクルクルと温めておきます。

髪を保湿する場合は、シャンプー後の濡れ髪に毛先を中心になじませておくのがポイントです。

シアバターがドライヤーのヒートダメージや就寝中の乾燥から髪を守り、ツヤ髪をキープしてくれます。

おくれ毛などのアクセントを作る際や乾いた髪に塗布する際は、シアバターの付け過ぎに注意してくださいね。

シアバターの頭皮への効果

シアバターの成分は、頭皮にもよくなじみます。

また、シアバターには炎症を抑える「抗炎症作用」があるので、頭皮のかゆみや湿疹の炎症などをやわらげてくれます。

おすすめの使い方は頭皮マッサージです。乾燥によるフケや毛穴に詰まった皮脂汚れを浮き上がらせやすくします。

シアバターを指先に少量取り、両手の4本指をすり合わせるようにして温めてから使うのがポイント。

地肌をこするのではなく、指先を頭皮に当てながら小さな円を描くイメージでマッサージしましょう。

マッサージ後はシャンプーして余分な油分を取り除いてください。頭皮の保湿と血流アップによって、ツヤツヤの美しい髪を手に入れることができますよ！

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