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髪が生えるメカニズム
抜け毛対策はヘアサイクルを正常化する事が大切!ヘアサイクルの仕組みや正しい育毛法をご紹介
It is important to normalize the hair cycle as a measure against hair loss! Introducing the mechanism of hair cycle and correct hair growth method
四季折々、明確な季節性をもつ日本。
そんな気候に対応するため、髪や頭皮の状態は一年中同じではなく、常に変化を繰り返しています。
頭皮を取り巻く環境は、目まぐるしく変化しています。
季節的な要因によってヘアサイクルのリズムを崩さないよう、しっかりケアしていく必要があります。
目次
気候に対応するため頭皮は常に変化している
夏に受けたダメージが原因で、秋は抜け毛の季節と言われています。
髪の毛が抜けるのは1日平均50本から100本程度ですが、それが秋冬シーズンになると200本から300本に増加してしまいます。
冬真っ盛りの今の時季は、冷えの影響で頭皮の血行が著しく悪くなる季節。
抜け毛の秋に乱れた頭皮をそのまま持ち越していると、育毛の春に向けて回復が思うようにできなくなってしまいます。
こうした季節や環境などの外的要因、そして髪を作るヘアサイクルにも対応しながら、その時々に最適なお手入れを施すことが、育毛ケアの質を高めるカギとなります。
ヘアサイクルの仕組み
ご存知の通り、髪の毛はいったん生えたら一生その場にい続けるのではなく、一定の周期をもって抜け落ちます。
髪の毛が抜け落ちた毛穴は、一定期間休んだ後、また新たな髪の毛を作り始めます。
このように、髪の毛は抜け生えを繰り返しながら常に新しい髪へと変化しているのです。
髪の毛が生えてから抜けるまでの一定の周期を、ヘアサイクル(毛周期)と言います。
ヘアサイクルは、約5年で一周期が終わり、約3か月休んだ後に、また新しい周期が始まります。
成長期⇒退行期⇒休止期
髪の毛のヘアサイクル(毛周期)
ヘアサイクルは、大きく分けて”成長期”、”退行期”、”休止期”の3つに分かれて繰り返しています。
成長期は髪の毛が生えている期間
成長期は毛根が最も活動している期間で、毛母細胞が活発に栄養を取り入れ、分裂を繰り返しています。
分裂を繰り返して角化した毛母細胞は、髪の毛へと形を変えて表皮へ伸びていきます。
この状態は約5年間続き、その後退行期へと移ります。
退行期は毛包が小さくなり、毛が細くなってしまう期間
成長期では活発だった毛母細胞も、退行期になると活動が著しく弱まり、髪の毛の成長が止まります。
毛母細胞が活動を止めれば毛乳頭から栄養を送る必要もなくなりますので、毛乳頭と毛母細胞が少しずつ離れていき、毛球自体が小さくなっていきます。
この変化は約2週間という時間をかけてゆっくり起こり、やがて全く活動をしない休止期へ入ります。
毛球と離れた毛乳頭は、小さくなった状態で静かに休止し、毛球部分には、数週間まで伸びていた髪の毛がとどまっている状態です。
休止期は髪の毛が抜け落ち、新たな毛が生える準備をする期間
休止期は3~4か月間続き、やがて毛乳頭が活動を再開して成長期へと入り、新しい髪の毛が作られていきます。
新しい髪が下から生えてくるのと同時に、上でとどまっていた髪の毛は抜け落ちます。
ここで、ヘアサイクルの周期が終了します。
髪の毛は1本1本成長の度合いが違いますし、生え変わったタイミングも異なります。
そのため必ずしも秋冬シーズンだけ抜け毛が起こるわけではなく、それ以外のシーズンでも抜け毛があります。
これが正常なヘアサイクルですが、季節ごとの要因でこのヘアサイクルが乱れる事で、抜け毛などに繋がってしまうのです。
そのため、季節別の強化ポイントを押さえて、ヘアサイクルが乱れないように対策する必要があります。
季節ごとのヘアサイクルに影響する原因
それぞれの季節に合わせて、しっかりケアしましょう!
春
・花粉ほこりの刺激
・季節の変わり目の影響によるホルモンバランスの乱れなど。
夏
・頭皮の蒸れによる皮脂と雑菌の増加。
・夏バテによる体の不調
・紫外線によるバリア機能と毛母細胞の活力低下
秋
・夏の蓄積ダメージによる抜け毛、頭皮老化の進行
・季節の変わり目の影響によるホルモンバランスの乱れ
冬
血行不良と乾燥の季節
・冷えによる血行不良
・乾燥によるフケ、かゆみ
ヘアサイクルを正常に戻す為の効果的な方法とは
抜け毛は避けては通れないものですが、必要以上に抜け毛が発生する場合は対策も必要です。
効果的なのは下記の方法。
頭皮マッサージを行う
頭皮をマッサージして、髪の毛を生成している毛細血管の流れを良くしましょう。
シャンプー時に激しくこすらない
正しい育毛ケアの方法は、頭皮に過剰な刺激を与えないことと薄毛、脱毛の原因に沿ったケアであること、頭皮の状態に適しているケアであることが基本です。
抜け毛が一番多く発生するのは、実はシャンプーをしている時。
シャンプーで摩擦によって髪が抜け落ちてしまうので、優しく揉みこむようにマッサージした方が良いです。
養毛剤、育毛剤などを使う
ブラッシング、シャンプー、適切な方法で行い、清潔な頭皮に育毛剤を塗布するようにしましょう。
育毛剤により血液循環を良くすると、毛包を大きくすることができます。
育毛剤は、週1回程度にとどめる方が良い頭皮マッサージとは違って、毎日使う必要があります。
毎日根気よく使う続けることで3か月から半年かけて徐々に効果が現れます。
反対に考えると急速な変化、急速な効果がある成分は、副作用が出る恐れがあります。
カンゾウ、ヨモギエキスなどの、女性ホルモンのバランスを調える成分、シャクヤクエキス、ショウキョウエキスなどの、血液の循環を促す成分、大豆蛋白、コメ胚芽油、ヘチマエキスなどの保湿作用のある成分などが含まれている育毛剤をお勧めします。
最近は男性の育毛剤だけでなく、女性用の育毛剤も登場していますよ!
おすすめの女性用育毛剤 [医薬部外品] 薬用育毛剤 女性用 スヴェンソン レフィーネ ナノビア
育毛剤の主な成分とその効果
育毛剤は、医薬品よりも効果が緩やかな医薬部外品に該当します。
ミノキシジルのような薬用成分が入っていると、育毛剤ではなく発毛剤の部類になります。
育毛剤でよく使用される成分は下記の通りです。
・オウゴンエキス
・イチョウ葉エキス
・ノコギリヤシ
・チョウジエキス
・ローズマリー葉エキス
・センブリエキス
・ビワ葉エキス
上記を効果別に分類してみましょう。
・髪の毛の成長促進作用があるもの…イチョウ葉エキス、センブリエキス
・抜け毛予防効果があるもの…ノコギリヤシ
・頭皮環境を整えるもの…オウゴンエキス、チョウジエキス、ビワ葉エキス、ローズマリー葉エキス
どの成分が多く入っているかは育毛剤によります。
育毛剤の成分表を見るときのポイント
育毛剤の作用を見ると、頭皮環境を整えるものと、髪の毛の成長に必要な血行促進作用があるものが多いです。
ただ、頭皮環境を整えるのはシャンプーでもできること。
そう考えると、いかに髪の成長に必要な作用をもたらすかという視点で育毛剤選びをした方が、効果が期待できます。
成分を一つ一つ分析し、毛細血管の流れをよくする、毛母細胞を活性化するといった成分がおすすめ。
他には髪の成分となるアミノ酸を多く含有した育毛剤もおすすめです。
血行促進を目的とするならば、イチョウ葉エキス以外に塩化カルプロニウム、サイトカイン、セファランチン、センブリエキス、トウガラシエキスなどもおすすめです。
また、発毛剤ならミノキシジルが入っているので、さらに強力な血行促進作用が期待できるでしょう。
そして、薄毛・抜け毛を本格的に解決したいと思ったら医学の力を借りるのも一つの方法ですよね。
合わない育毛剤を使うと逆効果?
育毛剤を使って逆効果というケースはほとんどありませんが、使用直後に初期脱毛が起こり、「それが逆効果なのか?」と勘違いする方がいます。
初期脱毛はヘアサイクルの乱れをリセットするときに起こる症状で、一時的に髪の毛が抜ける本数が増えます。
ただ、これが育毛剤の副作用と勘違いしてしまう方もいて、そこで育毛剤の使用をやめてしまう方もいます。
これは正常なメカニズムなので、そのまま育毛剤を使い続けても心配ありません。
逆効果になってしまう育毛ケアは
ヘアサイクルを理解しても、正しい育毛が出来ていなければ意味はありません。
育毛ケアに良いとされている方法は、適切に行わないと逆効果になってしまうものがあります。
今育毛をしている人もこれからやり始める人も、正しい方法をしっかり確認しましょう。
頭皮ブラッシング
1つ目は頭皮ブラッシングです。
血行を良くする効果があるので、育毛ケアの方法の一つではありますが、ブラシの先が頭皮を過剰に刺激して頭皮に負担を与えてしまうことがあるのです。
育毛ケアの為に頭皮ブラッシングをする場合には、ブラシの選び方、ブラッシングの方法に注意する必要があります。
プラスチック製のブラシは、静電気がおこりやすく地肌に与える刺激が強すぎるので、頭皮ブラッシングには向いていません。
木柄で柔毛のブラシであれば、静電気も起こりにくく地肌に強い刺激は加わることもありません。
おすすめのアイテム オルナ オーガニック 豚毛ヘアブラシ
またブラッシングは強い力を込めてするのではなく、丁寧に髪をほぐすようにしながらブラッシングをするようにしましょう。
頭皮マッサージ
2つ目は頭皮マッサージです。
頭皮のマッサージも血行を良くする効果があるので頭皮の新陳代謝を促し、育毛ケアに役立ちますが、指を立て、指先に力を入れてマッサージをしたり、週に何度も長時間マッサージしたりすると頭皮に負担を与えてしまうので逆効果になってしまいます。
育毛シャンプー
3つ目は育毛シャンプーを使ったシャンプーです。
育毛に良いとされるシャンプーは何種類も発売されていますが、頭皮の状態に適したシャンプー剤を選ばないと逆効果になってしまいます。
正しい育毛ケアをして、ヘアサイクルを正常に戻しましょう。
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