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髪が抜けるメカニズム
発毛サイクルの乱れで薄毛に?正しい原因を知って薄毛を予防しよう
Is it thinning hair due to the disorder of the hair growth cycle? Know the right cause and prevent thinning hair
育毛は、花や植物、野菜を育てる手順と似ています。
種をまいて芽が出たとしても、畑という土壌に栄養がなければ、花は咲くことができず途中で力尽きて枯れてしまいます。
ここで理解していただきたいことは、根本も解決しなければ、一般的な育毛剤だけを使用していても限界があるということです。
つまり身体機能を正常化させ、薄毛ではなかった頃の健康な身体を取り戻すことも同じくらい重要なのです。
また、頭皮の状態は人によって異なりますから、どれくらい早く髪を取り戻せるかは各個人の努力と頭皮状態にもよります。
ここでいう頭皮状態とは頭皮の皮脂の量も目安としますが、頭皮下の毛細血管の状態のことも指します。
健康でなければ生えてくるものも生えてこないので頭皮の状態はかなり重要ですが、毛細血管の状態も重要になります。
薄毛になっている場合、往々にしてこの毛細血管が動脈との吻合(ふんごう)を起こしており、毛細血管自体が消滅しているのです。
正しい発毛サイクルとは
発毛サイクルには若干の個人差がありますが、基本的には同じです。
まずは正常な発毛サイクルを理解しましょう。
生え変わりの髪は、毎日約70本前後抜けます。
ここでいう生え変わりで抜けた髪というのは、成長しつくして抜けた髪という意味です。
髪の毛を作る元は毛包。
そのさらに根元に毛乳頭があります。毛乳頭の周りの毛母細胞からケラチンが作られ、これが成長したものが毛髪となります。
毛髪は生命と同じで、一本一本にライフサイクルがあります。
髪が生まれ成長する時期:「成長期」(2年?6年)
成長が止まる時期:「移行期」(1ヶ月弱)
成長が終わる時期:「休止期」(3ヶ月前後)
髪の9割前後が成長期にあるのが正常な状態です。休止期は残りの1割。
抜けた毛根からは、また新しい毛髪が作られる準備が始まり、産毛を経て毛髪に成長していきます。
この1割が正常な抜け毛の範囲です。
薄毛になる場合、この休止期にある髪が1割を大きく超えてしまっている状態なのです。
薄毛になってしまう発毛サイクルとは
もう一つ覚えていただきたいことがあります。
たとえ産毛が生えても、一気に太い毛髪に成長することはありません。
まず産毛は一旦抜け、また生まれ変わった時に軟毛になります。
さらに軟毛も抜け、新しい硬毛が生まれます。
これが徐々に太くなり、メラニン色素が増えてようやく黒髪に成長します。
そもそも、薄毛になりつつある状態の時の「抜け毛」というのは上記の正常なサイクルとは異なり、まだ成長期の途上なのに途中で死んで抜けてしまうのです。
ですから、本来成長期をまっとうしなければいけない髪が生き延びられないために、薄毛になっていくのです。
これは髪のライフサイクルが短くなるために起こります。
そして一旦髪のライフサイクルが狂ってしまうと、加齢につれ残っている毛髪がどんどん減り、薄い部分が増えていきます。
髪のライフサイクルを狂わせるほとんどの原因はD H T( ジヒドロテストステロン: 男性ホルモンの一種)と呼ばれる脱毛因子です。
さらにこのDHTは頭皮に過剰に皮脂を分泌させます。
これは頭皮にとって非常に悪い環境となり、成長しかけている髪の寿命を短くしてしまいます。
薄毛の因子と言われる「DHT」
この悪性酵素であるDHTこそ、過剰な皮脂を分泌させ、髪の成長を阻害し、髪のライフサイクルを壊すという悪循環を生む元凶なのです。
DHTはどうして生まれるのでしょう?
実は誰の身体の中にも子供の頃から存在しているもので、成長のメカニズム上必要なものなのですが、年をとるにつれDHTの性質が変化し、髪のライフサイクルを狂わせている悪性酵素の性質を帯びてくる、というのがより適切な説明になります。
DHTは幼少期には性器を形成させるために必要な物質なのですが、成人後は性器形成が完了しているため不要な物質となります。
しかし成人後もDHT自体は分泌され続け、その行く先は髪をつくる元となる毛乳頭となり、あろうことかDHTは毛乳頭を攻撃し始め脱毛を促すのです。
残念ながらDHTを一切なくすことはできません。
( 男性から女性に変わる性転換手術を受ければ、男性ホルモンが激減するため脱毛はとまります。ただ現実的な話ではありませんね)。
しかし分泌をコントロールして一定量に抑制することは十分可能です。
DHT分泌量を徹底的に減らすことで薄毛を克服していく方法…実は、まさにこれこそが脱毛体質改善になります。
「一般的な育毛剤をお風呂上がりに塗布するだけでは効果は低いです」と再三にわたりお伝えしてきましたが、ここまで読んでいただければその意味をご理解いただけたかと思います。
まとめ
もちろん育毛剤を否定しているわけではありません。
むしろ毛乳頭を刺激することで一時的に発毛を促すには良いと思います。
しかしそれだけでは効果が持続せず、なかなか思ったような結果が出にくいということです。
食事管理による栄養バランスや頭皮マッサージ、皮脂の適切な除去など、体質改善を4ヶ月から6ヶ月しっかりと行っている方との差は顕著に出ますし、発毛したあとも髪の量をしっかりと安定維持させることができます。
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