育毛剤にアルコールが入ってると良くない？アルコール入り育毛剤のメリット・デメリットとは | 【頭美人】

アルコール入り育毛剤とは

育毛剤に入っているアルコールは、飲むお酒とはちょっと違います。

お酒のアルコールは、米や麦などの穀物を醗酵させて作りますが、育毛剤に入っているのは、エタノールやイソプロピルアルコールなど人工的に合成されて作られたものなんです。

ドラッグストアなどで販売されている育毛剤の多くは、アルコール入りです。

アルコールをなぜ入れるのかというと、育毛剤には色々な成分が入っているので、これらをしっかり混ぜ合わせるためなんです。

それから、中身が腐らないようにする目的もあります。

他の育毛剤とどう違うのか

アルコールが入っていると、頭につけた時に、すぐに乾きやすくなります。

その気化熱によって、塗ったところがひんやりと感じるんです。

また、アルコールは殺菌効果が高いので、頭皮をきれいに清潔な状態に保ってくれます。

頭皮の毛穴には、シャンプーでは落としきれない皮脂やホコリなどが詰まりやすい傾向がありますが、アルコールは皮脂を柔らかくして溶かすという洗浄効果まであるんです。

毛穴がきれいになると、育毛剤の成分がしっかりと届きやすくなるので、毛根の働きが良くなり髪が育ちやすくなります。

アルコールそのものには髪を増やしたり育てたりする力はありませんが、育毛剤の効果を縁の下から支えているような感じですね。

使用上の注意

アルコール入りの育毛剤にはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。

アルコールにはすぐに蒸発する性質がありますが、一緒に頭皮に含まれている水分も奪って皮膚を乾燥させてしまうんです。

乾燥肌になると、皮脂の分泌量が増えてしまって頭皮がベタベタになったり、肌のバリア機能が下がるので雑菌が増えてフケや頭皮の湿疹などを引き起こす可能性があります。

また、皮脂を落とし過ぎる傾向があるのもちょっと問題です。

男性は、皮脂が多く出やすいのでさほど問題はありませんが、女性はそんなに皮脂が多くないので、アルコールの洗浄作用が強すぎるんです。

女性の薄毛は無理なダイエットや加齢などによって、女性ホルモンの分泌量が減ったり乱れたりすることが主な原因なので、アルコールの洗浄効果がむしろ刺激になってしまうこともあります。

以上の注意点に気をつけながら、使用してみて下さい。

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