頭皮湿疹にノンシリコンシャンプーはNG？ | 【頭美人】

ノンシリコンシャンプーが髪に与える意外な落とし穴とは？

なぜノンシリコンシャンプーはNGなのかについて

ノンシリコンシャンプーというのは、シリコンが配合されていないシャンプーのことです。

シリコンには、髪を油膜で覆って外部の刺激から髪の毛を守るという働きと指通りの良いサラサラの髪にするという効果があるのですが、毛穴に詰まったり、アレルギーを引き起こしたりする恐れがあるというような情報が溢れた為に、シリコンが配合されていないノンシリコンシャンプーを使う方が非常に増えてきました。

確かに配合されているシリコンの質によっては毛穴を詰まらせたり、頭皮のトラブルをおこしたりすることもありますが、ノンシリコンシャンプーが全て安全だということでもありません。

使い心地の良いシャンプーにする為には、シリコンに代わる髪の毛を外部の刺激から守る為の成分や指通りの良いサラサラの髪の毛にする成分を配合しなくてはならないのですが、シリコンの代わりに配合される成分によっては頭皮湿疹などのトラブルを起こす恐れがあるからです。

また、頭皮に悪影響を与えるような成分が配合されていない場合でも従来のシャンプー剤になれている人にとっては泡立ちが悪く感じられ、指先に力を入れて洗ってしまうということも、頭皮に負担を与えるので頭皮湿疹の原因になってしまいます。

頭皮湿疹に効果的なシャンプーについて

まず、頭皮湿疹の種類に合わせたシャンプーを選ぶ必要があります。

湿疹の他に髪がべたつく、痒みがあるというような場合は、皮脂が過剰に分泌した為に常在菌の真菌が増殖し、炎症を起こす脂漏性湿疹の可能性があります。

脂漏性湿疹の場合には、合成界面活性剤が配合されていない刺激の少ないシャンプーが頭皮湿疹の改善に効果的です。

シリコンシャンプーにもノンシリコンシャンプーにも、合成界面活性剤が配合されているシャンプーが多いので、成分表示を確認して撰んでください。

無添加の石けんシャンプーは、泡立ちはよくありませんが、丁寧なシャンプーを心がければ、頭皮に負担を与えず、脂漏性湿疹の改善に効果的です。

症状がひどい場合は、菌の増殖を抑える抗真菌剤が配合されているシャンプーを使う方法もあります。

アトピー性皮膚炎による湿疹の場合は、刺激の弱い低刺激シャンプーを使うことで、症状を改善させることができます。

保湿成分を含んでいる無添加の石鹸シャンプーがお勧めです。

痒みがあるからと言って殺菌成分のあるシャンプーを使うと、症状が悪化してしまいますので、使わないように注意してください。

シリコン、ノンシリコンで判断するより、合成界面活性剤や、頭皮に負担を与える化学的に合成された有害な保存料が配合されていないかということを基準に選ぶことが大切です。

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