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美髪をつくるために
正しいドライヤーの使い方
Correct use of the dryer
面倒くさがらずしっかりタオルドライをしましょう
髪の毛は、濡れた状態をある程度維持すると、キューティクルが弱くなってしまいます。
ずっとお湯に浸かっていると肌がふやけるのと同じですね。
キューティクルが弱くなった髪の毛は、少しの摩擦でも痛みやすい状態になっています。
美髪を保つためには、寝る前に必ず髪の毛を乾かしましょう。
まずはしっかりとタオルドライ
髪の毛を乾かす前に、タオルで髪の毛の水分を拭き取りますが、この時にも注意が必要です。
タオルでゴシゴシ髪の毛を拭く人が多いようですが、これは大きな間違い!
実は、このゴシゴシは髪の毛を傷めるだけで、乾きやすくなるなどの効果は殆どないのです。
髪の水分を取りたいのであれば、しっかりと乾いたタオルを使い、トントンと髪の毛をたたくようにします。
タオルは乾いた状態の方が良く吸い取りますので、2~3枚使うことをおすすめします。
ドライヤーは慎重に
また、ドライヤーをする場合は、髪の毛から20cm以上離して使用することをおすすめします。
熱を一気にかけすぎてしまうとキューティクルが剥がれ、髪の毛から水分が流出してしまいますので注意しましょう。
髪の毛には毛流というのがあり、ただ乾かしていたのでは片側だけはねているという状態になりやすいです。
はねやすい側は毛穴が寝てしまっている状態ですので、ドライヤーをかける際に、毛流とは逆の方向に逆なでするように乾かすと、毛穴が立ち思う方向に髪の毛が流れてくれます。
髪の毛は8割くらい乾かせたら、その後は自然乾燥させるのが良いでしょう。
全て乾くまでドライヤーを当ててしまうと傷む可能性がありますよ。
ドライヤーの温風・冷風の使い分けについて
なぜドライヤーに冷風がついているかというと、「髪の傷みを防ぐため」と「セットしたヘアスタイルを維持するため」です。
まず知っておきたいのは、髪の表面は、一番外側にあるキューティクルで守られているという点。
キューティクルは、約0.005mmと大変薄いうろこ状のタンパク質です。
ピタッと閉じていることで、水分を保持するバリアのような役割があります。
しかし、キューティクルはドライヤーの高温に弱いだけでなく、水分を多く含んだままだと開いたままになり、髪の乾燥が進んでしまいます。
ドライヤーの冷風で髪に残った余熱や水分を除去することで、髪が傷むのを予防できるのです。
さらに、冷風によりキューティクルが綺麗に閉じるため、ツヤツヤした手触りに変化します。
また、髪に温風だけをあててセットしても、空気中の湿気や頭皮からの汗などによりキューティクルが開くため長持ちしません。
ドライヤーの冷風を使うことでヘアスタイルを維持しやすくなります。
正しい温風・冷風の使い方
シャンプー後の髪を乾かす場合
1.まずは、タオルドライで髪の水分を丁寧に除去します。キューティクルが開いているので摩擦を起こさないよう、髪をはさむように押さえるのがオススメです。
2.ドライヤーを髪から20~30センチほど離し、温風で頭皮を乾かすイメージで乾かしていきます。
3.髪の根元が乾いてきたら、ドライヤーを細かく左右に揺らしながら毛先に向かって温風をあてます。このことにより早く乾くと同時に、キューティクルの向きに沿って温風が流れるため、髪を傷めません。
4.髪全体が8割程度乾いたら、一度ブラシで毛流れを整えます。ドライヤーの冷風に切り替えて、頭皮や髪に残った湿気を飛ばすイメージで仕上げましょう。
ドライヤーの温風だけで終わらせずに、冷風を最後に使うことで、ツヤ感を出すことができます。
ヘアスタイルを固定する場合
1.ドライヤーの温風でカールを作ったりまっすぐに仕上げたりと、好みのヘアスタイルにクセ付けします。巻き髪を作る場合は毛先がしっかり乾いていることが大切です。
2.冷風で髪が冷たくなるまで余熱を除去すれば、長時間ヘアスタイルを維持できます。
3.より長時間固定したい場合は、髪に湿気を吸わせないよう、スプレーやワックスなどを活用してください。
ドライヤーの間違った使い方
以下のような、間違った使い方をすると髪を傷めやすくなります。
- シャンプー後の濡れ髪に、いきなりドライヤーをかけている
- 濡れた状態で強くブラシをかけている
- ドライヤーから出る風の向きを意識したことがない
- ドライヤーを動かして使ったことがない
- 髪が完全に乾くまで温風を使っている
- 髪が乾く前にドライヤーを終わらせている
- 髪に触れないほど熱くなっていることがある
- しっかりとクセ付けしたくて、1カ所に長時間温風をあて続けている
- ドライヤーの冷風機能を使ったことがない
間違ったドライヤーによる髪への影響
間違ったドライヤーの使い方を継続していると、髪の水分が抜けてしまったり、髪表面のキューティクルがはがれ落ちたりして、ゴワゴワしたツヤのない髪になってしまいます。
さらに、パーマやカラーリングのもちが悪くなりがちです。
こうした悪影響が起きるのは、髪の毛の構造や性質をよく知らずにドライヤーを使っていることが大きな原因です。
髪の成分は、主にタンパク質で作られていて、3層構造になっています。
髪の中心は“メデュラ”、中間部は“コルテックス”、表面は“キューティクル”と呼びます。
髪のタンパク質は高温に弱く、強い力や摩擦を受けるとダメージを受けやすいのが特徴です。
特に、間違ったドライヤーの使い方で悪影響を受けるのは、キューティクルです。
キューティクルは毛先に向かってうろこ状に重なっています。
高温にさらされたり水分を含んだりしたときに開く性質を持っているため、濡れた髪にドライヤーの温風を集中してあてると、コルテックスやメデュラにまでダメージを与えてしまうのです。
ダメージを受けた髪は保湿能力が低下して、乾燥による切れ毛や枝毛などを起こします。
こうなると、いくらドライヤーでセットしても、希望通りのウェーブやツヤは出ません。
間違ったドライヤーの使い方で傷んだキューティクルは自ら修復することができないので、カットするか補修成分の入ったトリートメントで水分の流出を防ぎましょう。
温風と冷風機能など、ドライヤーを正しく使って、キューティクルが整ったツヤツヤの髪を手に入れましょう。
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