イノセントカラーってなに？ | 【頭美人】

外国人風のやわらかな色味と透明感のイノセントカラー！

今年春夏のヘアカラーのトレンドは「イノセントカラー」と言われていますね。

「イノセント」な雰囲気といった具合に形容詞として最近よく聞くこの言葉は、“純潔な“”無邪気な“といった意味があります。

外国人風の透明感がポイント

イノセントカラーは日本人の黒髪を、外国人のような透明感がある印象のカラーにしてくれます。

黒髪だと少し重たい印象になってしまうため、もっと軽やかなイメージにできないかなという気持ちから生まれたカラーが「イノセントカラー」です。

日本人の髪色の特徴

日本人の髪の色は、個人差はありますが、そもそも黄味と赤味が強いと言われています。

そもそも、髪の色はメラニン色素の種類と量で決まってきます。メラニン色素には、ユーメラニンという赤味が強い色素と、フェオメラニンという黄味が強い色素の2種類があるのです。

日本人はこの2種類のメラニン色素が強い為、外国人よりも濃く暗い色味になってしまいます。

美容院では、その人の髪の色味に合わせて、カラー液を調整してくれますが、これまで透明感のある色を出すのにはなかなか苦労していたようです。

色彩工学から生まれたイノセントカラー

イノセントカラーには、イノセントプラチナとイノセントアイスブルーの二色展開があり、紫色が入っているところが、透明感の秘密です。

少し難しい話になりますが、色彩工学で使用されている色相環が元になっています。
色相環とは、虹色7色の順番「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に、赤紫を追加して、リング状に並べたもののことです。

この色相環で見て、黄色の対角線上にあるのが紫となります。対角線上にある色は、正反対の色で、混ぜることによってお互いの色の強さを消す「補色」となります。

こういった考えを元に、イノセントカラーが取り入れられ、艶感はそのままに、光に透かしたような透明感や淡く優しい質感もった特長の髪にすることができるのです。

ヘアスタイルによって異なる魅力

イノセントカラーの利点は、さまざまなヘアスタイルに取り入れることが出来ることです。

たとえば、前髪が重めのしっとりボブに取り入れると、一見重い雰囲気に感じそうですが、ピュアな清楚さをプラスしてくれます。

また、ゆるふわパーマのスタイルには相乗効果となって、ふんわり優しい印象を、柔らかな髪の色味が引き立ててくれます。

ヘアスタイルをもっと軽やかな雰囲気にしたいという方は、イノセントカラーを効果的に使ってみましょう。

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