爽快系シャンプーの落とし穴 | 【頭美人】

爽快系シャンプー、使い過ぎには注意が必要です

温度があがりだすと身体にだるさが出て夏バテを起こすように、髪や頭皮もべたついたりして、すっきりしないですよね。

そうなると活躍するのが、爽快系シャンプーです。

暑い時期に最適の爽快系シャンプーですが、使い過ぎには注意が必要なのです。

爽快系シャンプーとは？

冷シャンプー、男シャンプー、クールシャンプー、メントールシャンプーとも呼ばれる「爽快系シャンプー」の最大の特徴は、スースーとミントを食べた時のような清涼感です。

清涼感も、商品によって差があり、通常のシャンプーより頭皮がすっきりしたなと感じる程度のものから、頭皮に冷たい風が当たっているのかと感じるような突き抜けるほどのクール感をもつものもあります。

クール感を感じさせるメントール

爽快系シャンプーには、「メントール」と言われる化学物質が含まれています。よく聞くメンソールと同じもので、メンソールが英語、「メントール」はドイツ語です。

このメントールは和製ハッカに含まれる成分から作られ、独特の清涼感が特徴なだけではなく、さまざまな効能を持っており、昔から「神経作用」、「抗アレルギー作用」、「抗菌効果」、「防虫、忌避効果」、「抗炎症作用」、「血流増進作用」などの医薬品などにも使われてきているそうです。

皮膚感覚に働きかける爽快系シャンプー

爽快系シャンプーにメントールが含まれていることで、清涼感を感じるのはどのような仕組みなのでしょうか。

この冷たいと感じる感覚は、皮膚が感じている感覚です。そもそも、皮膚感覚には触点・温点・冷点・痛点があり、それが皮膚全体に分布しています。

冷たいと皮膚に感じさせているのは、皮膚近くにまで広がる末梢の感覚神経TRPM8（トリップエムエイト）と 呼ばれるタンパク質でできた冷受容体です。

この受容体は、冷たいと感じさせる“冷たさセンサー”として働いているので、実際に頭皮などの皮膚の温度が変わったわけではなくても、清涼感を感じさせてくれるのです。

頭皮への過度な刺激

最近では、清涼感をかなり強く感じられる爽快系シャンプーも増えてきていますが、これらには、メントールとアルコール分も含まれています。

メントール自体は血流を促すなど、身体によい成分です。

ただ、シャンプーなどに使われているメントールは天然のものではなく、人工的に合成されたものがほとんどであり、頭皮への過度な刺激となるので注意が必要です。

また健康な頭皮にはさほど問題ではありませんが、夏の日差しでダメージを受けた頭皮だと、バリア機能が薄れているので、アルコール分が頭皮内部に入りすぎると逆に抜け毛の原因ともなりやすい為注意が必要です。

爽快シャンプー使い過ぎに注意して、頭皮トラブルを防ぎましょう。

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