髪の本質的な役割 | 【頭美人】

誰もが豊かで美しい髪の毛をいつまでも保ちたいと思うものです。

そもそも髪の毛は人間の身体にとってどのような役割を持っているのでしょうか。

髪の本質的な役割とは？

物理的な保護の役割

人間にとって脳はもっとも重要な器官ですが身体の一番上にあるため、物にぶつけたりと怪我をしやすい場所でもあります。

脳は頭蓋骨の中で脳漿（のうしょう）という水の中に浮かび、外部からの衝撃が直接伝わらないように守られています。更に外側を頭皮および髪の毛で包み込まれています。

髪の毛が一生伸び続けるのは、脳をずっと守るクッションの役割があるからです。

断熱材の役割

髪の毛は物理的な衝撃からだけではなく、温度面でも頭部を守っています。

真夏の暑さや冬の冷たい空気による急激な温度変化を防ぎ、脳が安定した状態を保つよう帽子のような役割を果たしているのです。

また、有害な紫外線が直接頭皮に降り注ぐのも防いでくれています。

有害物質を排出する役割

日々の食事によって身体の中に様々な有害物質が取り込まれた場合には、尿や汗などによって体外に排出される働きがあります。

その中でも髪の毛は水銀や鉛といった重金属の排泄器官の役割を持っているのです。

銅や亜鉛などはごく微量、身体機能の維持に必要ですが、摂り過ぎると有害になります。

髪の本質的な役割を維持するために必要なヘアケア

髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質の一種で、ケラチンはシスチンなど18種類のアミノ酸により構成されています。

これらのアミノ酸を補うためには、レバーや牛乳・納豆など様々な食材をとる必要があります。

また、髪の毛の発育に欠かせない頭皮や毛根の血行を良くするためには、ビタミンEが有効です。ビタミンEはピーナツやアーモンドなどに豊富に含まれています。

食事だけではなく、新陳代謝が活発な夜間には夜更かしをせずにしっかりと睡眠を取ることも大切です。

年齢とともにある程度髪の毛のボリュームが減っていくのは仕方がないですが、急に髪の毛が抜けてきた、毛髪が痩せてきたといった場合には健康面で問題があるかもしれません。

このように、身体の健康を保つことが、「頭部を守る」という髪の毛の本来の役割を維持することにもつながります。

身体にも重要な役割を果たす髪の毛を、長く健康に保ちましょう。

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