髪を結ってると将来薄毛になるって本当？？ | 【頭美人】

「ポニーテール脱毛症」という言葉を聞いたことはありませんか。

髪を結っていると薄毛になってしまうというのは本当なのでしょうか。

髪を結ってると将来薄毛になるって本当？

脱毛の原因をおおまかに分けると、体調など身体の内側に由来するものと、外部からの物理的な要因によるものがあります。

外因性脱毛症のひとつとして、怪我などによって毛根の毛乳頭が破壊され、髪の毛が生えなくなることを「瘢痕（はんこん）性脱毛症」といいます。

更にもうひとつの外因性脱毛症が「牽引（けんいん）性脱毛症」で、「ポニーテール脱毛症」とも呼ばれています。

牽引性脱毛症とは？

牽引性脱毛症は、ポニーテールに限らずお団子ヘアなど髪の毛を強く結うヘアスタイルを続けている場合に起きる脱毛症です。

新体操やバレエを習っているなど、このような髪型にする機会が多い方に起きやすい症状です。

また、近年ではエクステンションの装着によって、髪が強く引っ張られ脱毛症になる方も増えています。

髪の毛を一方向に強い力で固定するため、毛根の毛乳頭に負担が掛かり続け、次第に衰えてしまうのです。

また、頭皮の血流が悪くなり毛乳頭へ栄養が行き渡りにくくなるのも、脱毛の要因になります。

きつく結った髪の毛をほどいた際に、頭皮に一気に血が巡るのを感じたことのある方も多いでしょう。

それだけ、髪を結い上げている間は血流が悪くなっているということです。

牽引性脱毛症を起こさないために

一時的に牽引性脱毛が起きた場合にも、毛乳頭が完全に死んでさえいなければヘアサイクルによって髪の毛は再生しますから、頭皮に負担が掛からない工夫をしましょう。

エクステンションを装着して痛みを感じる場合には、継続しないで頭皮を休めた方がベターです。

一時的な脱毛症を放置して頭皮の環境を改善しないでいると、毛根が死滅してしまい髪の毛が生えてこなくなってしまいます。

また、きついヘルメットや帽子を毎日かぶる方も、頭皮が強く押されるため同じ理由で脱毛が起きやすくなります。

強く結うヘアスタイルを長く続けない、髪の分け目を定期的に変える、指やブラシでマッサージを行うなど、頭皮の血流を悪くしないことが大切です。

髪を引っ張る髪型でも、長期にわたって続けなければ脱毛にまでいたることはありませんから、たまに楽しむ分にはあまり神経質になる必要はありません。

強く結いすぎないように気をつけながら、ヘアアレンジを楽しみましょう。

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