トリートメントの見解が人によってバラバラな理由 | 【頭美人】

トリートメントは傷んだ髪を修復して潤いを取り戻す、いわば髪の補修を目的とした施術です。

サロンのメニューとしても定番であり、トリートメント剤は市販されているため家でも入浴の時にセルフケアでトリートメントは可能です。

髪の傷みを修復するトリートメントはやらないよりはやったほうがいいように思えますが、プロのヘアデザイナーの中にはトリートメントのやりすぎは良くないという意見もあるようです。

トリートメントはやり過ぎは髪を傷める原因となる説

トリートメントは髪の傷みを修復する、だからトリートメントはやればやるほど良い、と考えがちですが、それに異を唱える意見はプロのヘアデザイナーにも多く見られるようです。

そもそもトリートメントの髪の傷みに対する修復効果とは、切り傷が自然治癒するような再生能力では無く、あくまでトリートメント成分で補修しているにすぎません。

虫歯治療の詰め物を想像すると分りやすいかもしれません。

髪には神経が通っておらず、細胞も死んでいるため皮膚のような自然治癒能力はないのです。

トリートメント成分はシリコンやポリマー、カチオンなどで、いずれも髪を構成する成分ではありません。

トリートメントを頻繁に繰り返すとこういった成分が髪にどんどん蓄積し、結果として髪を傷めてしまうというのが、頻繁にトリートメントはNGであるという意見の根拠です。

トリートメントを頻繁に行った髪はパサついて重たくなり、カラーやパーマが入りにくくなってしまうそうです。

一度傷んだ髪は再生しない、という事実を覚えておきましょう

トリートメントはあくまで髪の傷みを【補修】する施術であり、決して傷んだ髪を治癒するわけではありません。

例えるなら穴だらけの服をツギハギで修復するようなイメージです。

ツギハギを繰り返せば丈夫にはなるかもしれませんが、穴が開く前の状態に戻るわけではありませんし、最初の服の生地はどんどん隠れツギハギに埋もれていきます。

このような状態を、穴（髪の傷み）はなくなるのだから問題無いという意見もあれば、ツギハギだらけなのはよくないという意見もあり、トリートメントのやりすぎは賛否両論のようです。

だから、普段からのヘアケアが大切ということです！

トリートメントに頼らない髪を作れるよう心がけましょう。

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