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美髪をつくるために
ヘアケア用品の使い過ぎは、髪に逆効果!
Overuse of hair care products is the opposite effect to the hair!
あまり意識されたことがないかもしれませんが、ヘアケア製品を使いすぎると髪にとっては逆効果なのです。
「ケア」という名前がついているので過剰につけすぎても影響がないように思いますが、実際はそうではありません。
ヘアケア製品の成分
ヘアケアといってもシャンプー・トリートメント・オイル等多くの種類があります。ただこれらの製品に共通していることは、髪の手触りを良くすることです。
では、実際に使われている手触りをよくするための成分には、どのようなものがあるのでしょうか。
カチオン界面活性剤
主にトリートメントに(洗い流す・流さない問わず)配合。
効果
・静電気防止効果
・リンス剤
気をつけるべき点
他成分に反応しやすいため、自分の体や髪の毛の組織と反応して、働きを阻害したり、変性させてしまうこともあります。
この成分はプラスに帯電していますが、髪の主成分である「ケラチン」というタンパク質はマイナスに帯電しています。
プラスの電気とマイナスの電気はくっつきやすい=髪や皮膚に吸着しやすいです。
そのためカチオン界面活性剤が、髪や皮膚の構造を壊してしまいます。
また殺菌作用もありますがとても力の強い成分なので、肌に残ると皮膚炎の原因になります。
頭皮・首周り・背中などに炎症がある場合は、カチオン界面活性剤に反応している可能性があります。
シリコン
ほぼ全てのヘアケア製品に配合。
効果
・髪の手触りをよくする
・髪の表面に保護膜をつくる(水をはじく)
気をつけるべき点
あくまでもコーティング剤であるため、髪の補修成分はありません。
力が強く安価なため、大半のヘアケア製品に含まれています。
気をつけるべき点は、シリコンは健康な髪ほど吸着しやすいということです。
自然の保護膜がある健康な髪は疎水性であるため、シリコンがくっつきやすくなります。
ダメージを受けた髪は自身の保護膜が破壊されているため吸水性(水を吸いやすい)です。
そうなると、本来はダメージを受けた毛に大きく作用すべきところが、健康な髪の毛ほど作用してしまいます。
1本の髪の中でもダメージはそれぞれ違うので、使い続けるとコーティングにバラつきが出て、余計に手触りが悪くなってしまいます。
カチオン界面活性剤・シリコン配合製品を過剰に使うと髪や皮膚に成分が残留してダメージや炎症の原因になります。
つけすぎない・よく洗い流す・上記成分無配合の製品を使うといった日々の工夫で、健康的な髪にしていきましょう。
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