髪と健康に良い微生物 | 【頭美人】

髪と健康に良い微生物とは一体何があるのでしょうか？

髪と健康に良い微生物は何か？

人間の身体には、何種類もの微生物が常在菌として棲みついています。

その中には健康に良い影響を与える微生物も悪影響を与える微生物もあります。

身体によい影響を与える常在菌と聞くと、腸内に棲んでいるビフィズス菌や乳酸菌を思い起こされる方が多いのではないかと思いますが、身体の表面を覆っている皮膚や頭皮にも常在菌は棲みついています。

特に、頭皮は身体の他の部分の皮膚よりも髪におおわれている分、常在菌が多く棲みついていて、皮脂や汗、剥がれた角質（フケ）を栄養として増殖します。

そして頭皮の常在菌にも、腸内の常在菌と同じように、良い常在菌と悪い常在菌があります。

頭皮に炎症を起こしたり、抜け毛を誘発したりする種類の常在菌の他に、頭皮の健康を守る働きをする種類の常在菌（微生物）があるのです。

頭皮の健康を守る働きをする微生物

頭皮の健康を守る働きをする種類の表皮ブドウ球菌などの微生物は、皮脂や汗、剥がれた角質（フケ）から脂肪酸を生成し、頭皮の表面を覆って頭皮から水分が失われないようにする保湿を助ける働き、紫外線などの外部の刺激を頭皮の内部に浸透させないようにする働きをします。

その他にも、頭皮の新陳代謝を妨げる活性酸素を分解する働きがある為、活性酸素による頭皮の老化を防ぐ働き、頭皮の臭いを発生させる菌の増殖を抑える働きをしています。

過剰なシャンプー回数や、洗浄力の強すぎるシャンプー剤、体調不良、ストレスなどによって、良い微生物が減少すると悪玉菌が増殖し、頭皮の炎症や臭いを引き起こしてしまいます。

どのように髪にいいのか

頭皮に棲んでいる微生物は髪と頭皮に様々な良い影響与えます。

クリームのように頭皮を覆って、水分が失われることを防ぐので保湿された状態を保ってくれること、外部からの刺激が頭皮の内部に浸透することを防ぐので、紫外線や雑菌による炎症を防ぐことです。

その結果、新陳代謝がおこなわれ毛根の健康が保たれ、正常なヘアサイクルが繰り返されるので、丈夫な髪が生えてきます。

また、適度な皮脂を保つので、髪の毛が艶やかになります。

抜け毛が増えた、フケが増えた、頭皮にかゆみや痛みある、髪がパサパサしているといったトラブルの原因は、間違ったシャンプーを続けたことによって頭皮の微生物が減少してしまったことにあるかもしれません。

頭皮の微生物を必要以上に減少させない為には、1日に何度もシャンプーをしないこと、洗浄力の強いシャンプー剤を使わないことが大切です。

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