髪だけではなく地肌にもやさしい、シアバターの効果 | 【頭美人】

シアバターとは

シアバターとは、アフリカのナイジェリアやガーナなどに自生する「シアの木」の種子から作られる植物性の固形油脂です。

シアバターは、常温では固形で、温めることで溶けて液状のオイルになります。

これが、シアバターがオイルではなくバターと呼ばれる理由です。

保湿力が高く、皮膚を保護する力があるので、昔からアフリカの人びとのスキンケアに利用されてきました。

薬としても使われ、やけどや傷の治療や化膿止めのほか、筋肉痛、白髪や抜け毛の予防などに効果があるとされてきたようです。

シアバターがヨーロッパに伝わると、美容効果が注目され、クリーム等の化粧品に加工されることで広まりました。

シアバターは肌への浸透力があり、保湿力が高いことで知られています。また、耐熱性にすぐれ、抗炎症作用、酸化防止作用があることもわかっています。

シアバターと髪の関係性

シアバターはスキンケア用品としては浸透してきましたが、実は髪にも良い作用があります。

保湿力が高く、耐熱性にすぐれることから、シャンプーの後、タオルドライをした髪にシアバターを塗ってから、ドライヤーで乾かすと、髪の水分を保持してツヤを与えてくれるトリートメント効果と、ドライヤーの熱から髪を保護してくれる効果があります。

シアバターに含まれるオレイン酸は、皮脂に近い性質のため、頭皮や髪となじみがよく、まとまりの良い髪にしてくれます。

シアバターの使い方

シアバターの使い方は、濡れた髪に少量つけるのが効果的です。乾いた髪に多量に使用すると、ベタついた印象になってしまうので、気をつけてください。

また、頭皮のマッサージに溶かしたシアバターを使うことで、頭皮の毛穴に詰まった古い皮脂や汚れを浮かせて取り除いてくれる効果があります。

シアバターには抗炎症作用があるので、頭皮に炎症性の湿疹ができているときに、治りがを早くなる効果も期待できます。

ただし、シアバターそのものにアレルギーがある場合は逆効果になりますので、必ずパッチテストを行ってから使用するようにしてください。

肌だけでなく髪にも良いシアバターを是非ヘアケアに取り入れてみて下さい！

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