髪に香水をつけるとはげるの？ | 【頭美人】

香水の成分

香水の主な成分は、香料とエタノール、水です。

香水にはパルファンやオールドトワレなどいくつかの種類があり、香料の割合が高いほど香りの持続時間が長くなります。

例えば、最も持続時間が長いパルファンの成分の割合は、香料は15〜25%、エタノールが75〜80%、水が0〜5%となっています。

その他の種類になると、香料の割合が減って水の割合が高くなりますが、エタノールの割合はあまり変わらず、どれもおおむね80%前後含まれています。

つまり香水の成分は、大部分がエタノールだということがわかります。

香水によって髪が禿げる理由

香水に多く含まれるエタノールは、アルコールのことです。

シャンプーや育毛剤に含まれるエタノール

殺菌作用や肌を引き締める効果があるため、シャンプーや育毛剤など多くの化粧品に含まれています。

化粧品にどのくらいのエタノールが入っているかについては、表示する義務がないため把握することは難しいですが、少量であれば基本的にはあまり害はないと言われます。

ただしエタノールには肌を乾燥させる作用があるため、敏感肌や乾燥肌の人が使うと肌荒れを起こしやすく、フケやかゆみがひどくなることもあります。

香水に含まれるエタノール

一方香水の場合は、明らかにエタノールの濃度が高いため、頭皮に直接つけると刺激が強すぎて、健康な肌の人でも炎症を起こす可能性があります。

頭皮が炎症を起こすと、かゆみや湿疹などの症状が出て、肌のバリア機能が低下します。

肌を保護しようと皮脂の分泌が過剰になり、頭皮の毛穴が詰まりやすくなるため、結果的に抜け毛や薄毛につながってしまうのです。

また髪を良い香りにしたいと思って香水をつけたとしても、頭皮の皮脂と混ざりあうと、悪臭に変わることもあります。

香水をつけるときに注意すること

いずれにしても、香水を頭皮に直接つけるのは逆効果になりますので、避けた方が良いでしょう。

香水を地肌につける場合は、目立たない箇所で、あまり皮脂の分泌量が多くない部分がおススメです。

ごく少量をつけてみて、肌が赤くなったりしないかどうかをきちんと確認してから使用しましょう。

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