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髪が生えるメカニズム
AGAの原因って?治療って何するの?効果に個人差が出るのはなぜ?
What is the cause of AGA? What is treatment? Why do the effects vary from person to person?
目次
そもそも【AGA】とは?
まず、AGAとはAndrogenetic Alopeciaを略した言葉で、「男性型脱毛症」を意味しています。
これが成人男性によく見られる髪が薄くなってしまう原因です。
基本的には2種類の場所から症状がでてきます。
それは、『生え際』と『頭頂部』です。
様々な脱毛タイプがありますが、AGAの特徴として頭頂部の髪や髪の生え際が薄くなっていき、比較的若い男性の方に多く見られる症状なんです。
一般に『若ハゲ』もAGAなのですが近年、徐々に多くなったようにも感じます。
この症状は主に『M字型』と『O型』とも言われます。
進行パターンは様々で、上記のような症状が同時に進行するケースや、部分的な症状などその人によって異なっております。
ちなみに薄毛に悩まされている男性はおよそ全人口の10分の1です。
では、AGAの原因は一体何なんでしょうか。
AGAの原因とは?
AGAは、永久的に『髪が生えてこなくなる』『髪を失くなってしまう』というものではありません。
【髪の毛が正常に成長できなくなる病気】なのです。
AGAの進行はとてもゆるやかで中には、気づかず進行が進んでしまっていた方や、気づいてはいたけれど、さほど行動まで移せなかった方がかなり多いです。
原因は髪の毛の成長サイクルを乱す、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンです。
ジヒドロテストステロンは、ヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。
この男性ホルモンが多くなってしまうと、乳頭細胞という髪の毛の細胞にあるアンドロゲン受容体にくっついて働きかけることで髪の毛の生産を減少させ、1本1本の髪の毛が十分に育たず、薄毛が目立つようになります。
また、髪の毛が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
そしてAGAは、抜け毛や薄毛がゆっくりと進行していきます。
AGAになりやすいといわれている、ホルモン分泌を決める遺伝子も影響していると考えられます。
また男性ホルモン以外にも、日常的な生活にも密接に関係しているといわれています。
ストレス
なぜストレスが関係しているかと言うと、ストレスを感じると、体や神経を緊張させる交感神経が、リラックスさせる副交感神経に対して優位になります。
そのため、無意識のうちに筋肉が緊張状態になり、筋肉の収縮する状況が続きます。
すると血管も圧迫され細くなり、血液の通りが悪くなります。
その結果頭皮への血流が減り、栄養を届けるはずの血液が十分にいかなくなるため、十分な栄養も供給されず、髪の毛が育ちにくくなります。
休みをしっかり取りリフレッシュすることや、ゆっくりお風呂に浸かったりと、自分にあったストレス解消法を探してみましょう。
食生活
栄養バランスの乱れもAGAには大敵です。
特に揚げ物や肉料理を必要以上に摂取していると、抜け毛を引き起こしやすくなるといわれています。
健康的な髪の毛には、髪の毛の材料になる良質なたんぱく質や、髪の毛の成長を早め切れ毛などを防ぐ効果がある亜鉛も、必要な栄養素となります。
亜鉛には、細胞分裂や再生に効果があり、期待されています。
AGAになってしまうと…
髪が生える・成長する・抜けていくというヘアサイクルかあるのですが、【成長する】の所がぽっかり空いてしまい、細く、柔らかく、短い髪が残り、抜けていってしまいます。
そしてAGAは、DHT【ジヒドロテストステロン】という悪玉ホルモンが主な原因です。
DHT【ジヒドロテストステロン】=男性ホルモン×5αリダクターゼという様に、男性ホルモン【テストステロン】が、皮脂腺や毛乳頭と呼ばれるところから作られる【5αリダクターゼ】と呼ばれる酵素と結びつくことにより、薄毛の原因となるDHT【ジヒドロテストステロン】を作り出しているのです。
そして【5αリダクターゼ】は、遺伝により活性力が強いか強くないかが決まってきます。
薄毛はホルモンと遺伝が関係していると言われるのは、こういった結びつきがあるからなのです。
AGA治療薬とは
ご存知の方も多いと思いますが、AGA治療薬とは国内でも認可されている発毛効果のある薬で、プロペシアと、ミノキシジルのことを指しています。
但し、AGA治療薬と認められている薬は他にもあります。
「アボルブ、フィンペシア」など、数多く存在しています。
AGA治療薬として処方されるどの薬も、前立腺肥大や前立腺癌の治療薬として、利用されていました。
また、ミノキシジルは血管拡張薬として使用されている成分です。
ドラックストアーでもおなじみのリアップにも、ミノキシジルが5%配合されています。
【第1類医薬品】リアップX5プラスネオ 60mL
AGA治療薬「プロペシア」とは?
世界60カ国以上で発売されているプロペシアは、AGA(男性型脱毛症)治療薬として最も使用されている薬で、抜け毛の改善効果も非常に高いです。
また、日本で唯一の飲むAGA(男性型脱毛症)治療薬であり、現在もAGA治療に欠かせない医薬品として多くの方に使用されています。
そんな「プロペシア」ですが、実は身体にはデメリットもあるのです。
デメリット1「男性ホルモン低下による悪影響」
プロペシアの効能は男性ホルモン自体の生成を抑え、悪影響を受けないようにすることです。
しかし、そもそも男性ホルモンは、「筋肉を作る・免疫を強化する・メンタルを活発にして行動力を上げる・性機能を高める」など身体にとって重要な働きを担っており、悪いものではありません。
プロペシアを服用することで、男性ホルモンが低下し、これらの機能に影響を与えてしまうのです。
中には、「体毛が薄くなった」「胸が膨らみ柔らかくなった」「けだるさが続き、仕事に精が出ない」「太った」「性欲がなんだか湧かない」「感情の喜怒哀楽の変化が無くなってきた」などといった副作用を感じる方もいます。
デメリット2「飲み続けなければならない」
抜け毛を改善するためには、プロペシアを服用し続けなければなりません。
そのため、費用がかさんでしまうということもデメリットの1つです。
さらに、飲んでいる最中は効果があっても、止めた途端また抜け毛が増えてしまうこともあります。
毎日服用し続けなくてはならないことを負担に感じる方には、あまりおすすめできません。
ザガーロとはどんな薬?
ザガーロとは「デュタステリド」を有効成分とするAGA治療薬のことをいいますが、プロペシアと同等の効果があることが分かっています。
また、臨床試験によって有効性や、安全性が確認されていることで人気を集めています。
元々は前立腺肥大症の治療薬として生まれた薬ですが、発毛効果があることが判明したことによってAGA治療薬としても活用されています。
サガーロの効果とは?
頭頂部だけでなく、前頭部にも発毛効果が期待できることが特徴となっており、AGA症状の改善には非常に効果を発揮することが分かっています。
AGA治療薬として有名なプロペシアとの違いは、AGAの原因である「5α-リダクターゼの1型」だけに効果があるだけでなく、2型にも効果があるということです。
これによって、比較的高い効果が期待できることが研究で証明されています。
プロペシアとの違いとは?
プロペシアと同等の効果があることが分かっていますが、ザガーロはプロペシアよりも発毛効果を促進できる効果を持っています。
例えばプロペシアの場合は、頭頂部の改善は期待できるものの、前頭部への影響が若干弱いことが指摘されています。
一方、「ザガーロ」の場合は頭頂部と前頭部への発毛効果が期待できることが証明されているのです。
副作用について
プロペシアの場合は、性欲減退、勃起機能不全等がありますが、「ザガーロ」も同様の副作用が確認されています。
また重大な物としては「肝機能障害」・「黄疸」なども発症する恐れがあります。
飲用の際は慎重に利用することが大切です。
プロペシアとザガーロはどちらが効果的か?
人によっても個人差があるものの、頭頂部と前頭部のAGA症状が気になる方は「ザガーロ」の利用が効果的です。
頭頂部の方もザガーロの利用はオススメですが、AGA症状に合わせて使い分けることをオススメします。
研究結果としてまとめておくと、プロペシアの約2倍弱程度ザガーロの方が効果的だということが分かってるのです。
利用する際は副作用等もあるので、ご自身の症状に合わせて使うことをオススメします。
薬に頼らずに抜け毛を改善するには
生活習慣を見直す
身体の健康=髪の健康です!
睡眠時間が少ない人はプライベートな時間で使っていたものを少し縮小して、睡眠に時間を割いたり、食事で緑黄色野菜が少ない人は三食の中で一食でも意識的に摂取するなど、食事や睡眠などの生活習慣を見直し、抜け毛を予防しましょう。
育毛剤など、ホームケアをしっかり行う
現代では、男性ホルモンからの悪影響をブロック出来る育毛剤も開発されています。
育毛剤の効果を上げるためには、お風呂の後に使用してください。
シャンプーで一日の汚れや古い角質を落とした後に使用することで、育毛剤の浸透率がアップします。
毛髪のプロに頼る
育毛のケアを行っている専門店で、プロの手を借りるのも一策です。
頭皮の状態を見ながら一人一人に合った効果的な施術を施してもらえます。
最新の毛髪再生医療
医療の発達のより、毛髪再生医療では、髪が生えるにあたって重要なところを活性化させ、未来の髪の毛を育て、強く太くします。
イオン導入の約20倍の導入率で有効成分とグロースファクターを、毛をつくる細胞へと直接届けます。
しっかりと奥まで届かせ、より内部へと働きかけることにより【改善】へと導いてくれるのです。
AGA治療薬の効果に個人差が出てくる理由
ところで、脱毛症の原因や男性ホルモンの違いによって、AGAの治療薬でも効果が出る方出ない方がいます。
男性ホルモン(5αリダクターゼ)には、1型と2型があり、多くの場合は2型男性ホルモン(5αリダクターゼ)が原因で薄毛になる事が多いようです。
1型5αリダクターゼは、全身の皮脂腺に存在しています。
頭皮に関しては、後頭部と前頭部に存在が確認されています。
2型に対して1型は、AGA治療薬のみでは改善できない事があります。
2型5αリダクターゼは、髪の毛が作られる毛乳頭に存在します。
頭皮に関しては頭頂部と前頭部に存在が確認されています。
ですから、AGAに典型的な頭頂部と前頭部の薄毛は、2型5αリダクターゼが影響を与えていると考えられます。
薄毛になった原因は、「頭皮改善」「男性ホルモン」「血行不良」「遺伝性」など、人によって違います。
髪を生やす為に一番大切な事は、AGA治療薬を使う事よりも、頭皮改善をする事から始めましょう。
自分の頭皮に合ったシャンプーなど、低刺激シャンプーを使う事から始めましょう。
こんな方は要注意
体毛やヒゲが濃い方
2型5αリダクターゼは、ヒゲや体毛が濃い人の方が分泌が多いと考えられています。
自分が、人よりも体毛が濃い方だと思う場合は、2型の5αリダクターゼの分泌する割合が、他人より高いと思った方が良いでしょう。
脂っぽい物が好きな方
1型5αリダクターゼの分泌が多い人です。
1型5αリダクターゼは、肌が脂っぽい人の方が分泌が多いと考えられます。
頭皮や顔にニキビがよくできるという場合は、1型5αリダクターゼが分泌される割合が高いと思った方が良いです。
1型の方は、生活習慣の見直しから始めてみましょう。
AGAが気になったら
「抜け毛は、歳を取るにつれて起こってしまうもの」と思っている方もいらっしゃいます。
確かに加齢も原因の一つになりますが、近年では若いうちから始まる方が大勢いらっしゃいます。
しかし、AGAで抜け毛や薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。
毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。
少しでも気になり始めた方は、「まだ若いはずなのにー…」なんて思わずに、一度相談してみてください。
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