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髪が生えるメカニズム
毛髪再生医療とIPS細胞
Hair regenerative medicine and IPS cells
IPS細胞の発見で毛髪再生医療、いわゆる薄毛問題に革新が起ころうとしています。
これまでの研究で薄毛になってしまう原因は解明されてきましたが、ではどうやってそれを克服するか?どうすれば治療できるのか?という点はまさに今後の課題でした。
その方法はほとんど不透明であるのが実情であり、まだまだ確立されていない状態でした。
ただ、IPS細胞の発見による新技術によって、終止符がうたれるかもしれません。
IPS細胞の技術応用で開ける新しい毛髪再生医療
IPS細胞は日本人研究者である山中伸弥さんがその存在と実用性を発見し、見事ノーベル賞を受賞しました。
このIPS細胞の培養技術を応用した毛髪再生方法が薄毛問題の画期的な治療法となることがほぼ有力視され、現在は日本の企業主導でカナダのベンチャー企業と連携し、実用化を目指しています。
IPS細胞を応用した毛髪再生のプロセスを簡単に解説すると、まず薄毛の人でも頭皮全体では比較的髪が残っている部分がある場合がほとんどです。
男性の場合なら頭頂部は髪が薄くても後頭部や側頭部は比較的髪が残っているケースはよく見られます。
この場合、後頭部の頭皮から直径数ミリ程度、毛根も含めて切り取ります。そこから毛根の細胞を取り出し、IPS細胞技術の応用で培養します。
そして培養された毛根の細胞を、薄毛の部分に移植します。すると、薄毛の部分の頭皮からも毛根から元気になり、髪が生えてくる状態になります。
頭皮全体でも髪が生えている部分と生えていない部分があるのはその頭皮の部分の毛根の状態の違いによるものです。
そのため髪が生えている部分の毛根の細胞を培養して、髪の薄い部分に移植する、これがIPS細胞技術を応用した、全く新しい毛髪再生医療です。
IPS細胞の毛髪再生医療は実用化に向けて研究中です
実用化直後は非常に高額な受診費用が予想され、おそらく医療保険は適用外となるでしょう。
しかし実用化で、薄毛は根本的に克服できる時代が到来するのではないかと、切実に悩んでいる人達からは大きな期待が寄せられています。
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