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毛髪の構造
キューティクルの表面にある18-MEA(メチルエイコサン酸)とは?
What is 18-MEA (methyl eicosanoic acid) on the surface of the cuticle?
髪の毛は、3層構造になっており、中心からメデュラ、コルテックス、それを覆っているキューティクルとなっています。
多くの方は髪の艶を決めるのは、キューティクルだと思っていませんか?
実は、キューティクルの表面には18-MEA(メチルエイコサン酸)という物質が存在していて、これが髪の艶や美しさに大きく関係しています。
今回は、18-MEAについてご紹介します。
18-MEAとは
毛髪表面は、18-MEAに覆われています。
ですので、頭皮から毛先へ毛先から頭皮へと油分を伝達して疎水的かつ低摩擦に保たれています。
新生毛には必ずある成分なのですが、カラーやパーマ等のアルカリ処理に非常に弱く、それこそ薬液を塗布するとパーマやカラーで80%失われてしまいます。
18-MEAが失われるとどうなるの?
18-MEAが失われてしまうと、毛髪の表面は親水化して摩擦を増加させます。
ですので、傷んだ毛髪を触った時に感じるバリバリや指通りが悪く絡まってしまう状態になるのです。
18-MEAは、自然と再び蘇ってくれるものではなく擬似的に補う必要があります。
18-MEAを補うには
18-MEAは脂肪酸なので、一般的には羊毛由来のラノリン脂肪酸が使用されることが多いです。
「羊毛由来のラノリン脂肪酸」
羊毛由来のラノリン脂肪酸は、羊の原毛に付着している脂肪酸の分泌物(ウールグリース)を精製したものです。
雨が降っても羊が濡れているように見えないのは、この脂質の高い撥水性によるもの。
また、羊毛がゴワゴワにならないようにする役割もあるのです。
「ポリクオタニウム-33」
ポリクオタニウム-33と表示されているものも18-MEAとされています。
しかし、ラノリンと比べてポリクオタニウム-33はポリマー(重合体)なので毛髪が本来持っている18-MEAとは構造が異なるので、脂肪酸であるラノリンの方が構造は似ているのです。
18-MEAを疑似的に毛髪の表面に吸着させる事はできますが、18-MEAを単独で使用するとシャンプーによって容易に流れてしまう事が研究の結果分かっているようです。
18-MEAを持続するには
18-MEAを持続する研究がされて、18-MEAを長鎖3級アミンの一種であるSPDA(ステアロキシプロピルジメチルアミン)と組み合わせることにより、毛髪の表面に耐久性のある疎水膜が形成されることが分かっています。
疎水膜は、自力で生み出すことか出来ないので18-MEAを補給することが大切なのです。
しっかり18-MEAを補給することで、トリートメント効果が長持ちして理想的な髪を手に入れることができます。
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髪の内部を補修して耐久性を持続させてくれる18-MEAを施してくれるサロンを見つけるのも良いでしょう。
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