寝癖直しに水はダメ！？ヘアミストの種類と効果 | 【頭美人】

朝の大敵の寝ぐせどうしてる？

朝、気持ちよく目覚めて、さあ仕事やお出かけというとき、ストップをかけるのが髪の毛の寝癖です。

時間がない場合は、とりあえず帽子をかぶって家を出るという人もいるのでは。

でもやっぱりちゃんと直したい。

そういう時に頭に水を付けて、無理やり髪の毛のハネを抑えた経験ありませんか？
そのやり方、正しいんでしょうか。

原因は水素結合の切断と再結合

髪の毛は、キューティクルといううろこ状のもので覆われ、内部は「水素結合」により固定されています。

この水素結合がいったん切れて、形が変わったまま再結合すると、癖がつくわけです。
この原理は、髪の毛をセットするときにも利用されます。

その水素結合は、実は水分により切れるという性質があります。

髪を一度濡らして水素結合を切断し、形を整えながら乾かしてやると再び水素結合を起こし固定されることで、思い通りの形にできるのです。

寝癖もこの原理と同様で、髪を完全に乾燥させないままベッドに入ると付きやすいのは、そういう理由からです。

「水で直す」は間違い

ですから、寝癖を直すには再び水分を与えてやり、不規則に結び付いた水素結合を切断する必要があります。

ただ、これを水でやると、髪の毛の表面のキューティクルが開いてしまい、内部の水分が逃げやすくなります。

また、時間がないからとよく乾かさないままお出かけすると、キューティクルが破損し、髪がパサつく原因にもなります。

ヘアミストを上手に使おう

そこで、便利なのがヘアミストです。

これには「寝癖直し」の効果が記載されて市販されているものも多いですね。

このヘアミストと単なる水との違いは、髪の毛の保護成分が入っているかどうか。

ヘアミストには髪の毛をコーティングしてキューティクルを守る成分が含まれており、これにより乾燥を防いでくれます。

毛髪がコーティングされますので、ドライヤーの熱や紫外線、外のホコリや花粉などの付着も防御しますし、スタイリング剤も入っていますので、思い通りの形に整えやすいのです。

このほか、フレグランスやトリートメント、紫外線ケア、静電気防止などの成分が配合されている商品もあります。

ただ、寝癖はなるべくつかないように対策するのが肝心。

細くて柔らかい髪の人や極端に寝相が悪い人はつきやすいという面もありますが、寝る前によく乾かしたり、アウトバストリートメントでお手入れすることで、ある程度は予防できますよ。

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