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シャンプーについて
人間のシャンプーをペットに使ってはいけない理由!獣医師が警告する深刻なリスクとは
Bad reasons for using human shampoo on dogs
人間のシャンプーをペットに使うのは絶対NG!その深刻な理由とは
愛犬や愛猫をお風呂に入れる際、「人間用のシャンプーで代用できるのでは?」と考えたことはありませんか。
実は、この考えは大変危険なんですよ。
人間のシャンプーをペットに使用することで、取り返しのつかない皮膚トラブルや健康被害を引き起こす可能性があります。
今回は、なぜ人間のシャンプーがペットにとって危険なのか、その科学的な理由と具体的なリスクについて詳しく解説していきましょう。
人間とペットの皮膚構造は根本的に違います
pH値の決定的な違いが引き起こす問題
人間の皮膚とペットの皮膚では、pH値(酸性・アルカリ性を示す数値)が大きく異なります。
人間の皮膚は弱酸性でpH値5.0~6.5なのに対し、犬の皮膚は中性から弱アルカリ性でpH値6.2~8.0、猫も同様に中性寄りのpH値を示します。
人間用シャンプーは弱酸性の人間の肌に合わせて作られているため、ペットの皮膚には酸性が強すぎるんですね。
このpH値の違いにより、ペットの皮膚のバリア機能が損なわれ、外部刺激に対する抵抗力が大幅に低下してしまいます。
皮膚の厚さは人間の約3分の1しかありません
さらに深刻なのが、ペットの皮膚の薄さです。
犬や猫の皮膚の厚さは、人間の約3分の1から10分の1程度しかないんですよ。
この薄い皮膚は、人間用シャンプーの強い洗浄成分に耐えることができません。
必要以上に皮脂が洗い流されてしまい、皮膚の乾燥や炎症を引き起こしてしまいます。
人間用シャンプーが引き起こす具体的なトラブル
皮膚のバリア機能破綻による感染リスク
人間用シャンプーの使用により皮膚のpHバランスが崩れると、皮膚のバリア機能が破綻します。
その結果、細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすい環境が作られ、膿皮症などの皮膚感染症にかかるリスクが高まるんです。
特に湿度の高い梅雨時期や夏場は、この感染リスクがさらに高くなりますよ。
被毛のパサつきと毛玉の発生
人間用シャンプーの強い洗浄力により、被毛に必要な適度な皮脂まで洗い流されてしまいます。
その結果、被毛がパサパサになり、ツヤが失われるだけでなく、毛が絡まりやすくなって毛玉ができやすくなります。
毛玉は見た目の問題だけでなく、皮膚を引っ張って痛みを与える原因にもなりますからね。
フケや湿疹などの皮膚トラブル
皮膚の過度な乾燥により、フケが大量に発生したり、赤みや湿疹が現れることがあります。
ペットがかゆがって皮膚をかきむしり、さらなる炎症や傷を作ってしまう悪循環に陥る可能性もあります。
アレルギー反応の誘発
人間用シャンプーに含まれる香料、着色料、保存料などの化学物質が、ペットのアレルギー反応を引き起こすことがあります。
特に敏感な体質のペットでは、蕁麻疹や接触性皮膚炎などの症状が現れる可能性があるんですよ。
ペットの嗅覚への影響も深刻です
犬の嗅覚は人間の1億倍の感度
犬の嗅覚は人間の約1億倍もの感度を持っています。
人間にとっては心地よい香りでも、犬にとっては非常に強烈で不快な刺激となる可能性があります。
人間用シャンプーの強い香りは、犬のストレスの原因にもなりかねませんね。
猫の香りに対する敏感性
猫も同様に、人間よりもはるかに敏感な嗅覚を持っています。
特に猫は自分の体を舐める習性があるため、シャンプーの成分を直接摂取してしまうリスクもあります。
ペットの種類別による影響の違い
犬種による皮膚の特性
短毛種と長毛種では、シャンプーによる影響の現れ方が異なります。
長毛種の場合、毛玉ができやすくなることで、より深刻なトラブルに発展する可能性があります。
また、プードルやマルチーズなどの人気犬種では、被毛のカールやウェーブが失われてしまうこともあるんですよ。
猫の場合の特別な注意点
猫は犬以上に皮膚が敏感で、人間用シャンプーによる影響を受けやすい傾向があります。
また、猫は水を嫌う動物のため、シャンプーの頻度も犬より少なくて済みますが、だからこそ一度のシャンプーで使用する製品選びが重要になります。
緊急時にやむを得ず使用する場合の注意点
どうしても代用が必要な場合の対処法
基本的には絶対に避けるべきですが、どうしても緊急で人間用シャンプーを使わざるを得ない場合があるかもしれません。
そのような時は、必ず大量の水で薄めて使用し、使用後は入念にすすぎ洗いを行ってください。
ベビーシャンプーなど、できるだけ低刺激のものを選ぶことも大切ですよ。
使用後の注意深い観察
人間用シャンプーを使用した後は、24時間以上ペットの皮膚状態を注意深く観察しましょう。
赤み、かゆみ、フケ、異常な匂いなどの症状が現れた場合は、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
正しいペット用シャンプーの選び方
pH調整済みの製品を選びましょう
ペット用シャンプーを選ぶ際は、必ずペットの皮膚に適したpH値に調整されているものを選んでください。
パッケージに「pH調整済み」や「弱アルカリ性」と記載されているものが安全です。
低刺激・無添加の製品がおすすめ
香料、着色料、保存料などの添加物が少ないものを選ぶことで、アレルギー反応のリスクを最小限に抑えることができます。
特に皮膚の敏感なペットには、オーガニックや無添加の製品がおすすめですよ。
アミノ酸系界面活性剤配合の製品
洗浄成分として、皮膚に優しいアミノ酸系界面活性剤を使用している製品を選びましょう。
これらの成分は適度な洗浄力を持ちながら、皮膚への刺激を最小限に抑えてくれます。
獣医師が推奨する薬用シャンプーという選択肢
皮膚トラブルがある場合の特別なケア
すでに皮膚トラブルを抱えているペットの場合は、獣医師に相談して薬用シャンプーを処方してもらうことをおすすめします。
薬用シャンプーには、細菌や真菌の殺菌作用があり、皮膚疾患の改善に効果的です。
予防的な使用の注意点
ただし、健康なペットに作用の強い薬用シャンプーを予防的に使用すると、かえって皮膚の常在菌バランスを崩してしまう可能性があります。
使用前には必ず獣医師と相談することが大切ですね。
ペットの健康を守るために知っておくべきこと
定期的な皮膚チェックの重要性
シャンプー選びと同様に重要なのが、日頃からペットの皮膚状態をチェックすることです。
ブラッシング時に皮膚の色、におい、触り心地などを確認する習慣をつけましょう。
適切なシャンプー頻度
犬の場合は月1回程度、猫の場合は年に2-3回程度が一般的な頻度です。
ただし、皮膚疾患がある場合や獣医師の指示がある場合は、この限りではありません。
まとめ:愛するペットの健康を第一に考えましょう
人間のシャンプーをペットに使用することは、一見些細なことのように思えますが、実際には深刻な健康被害をもたらす可能性があることがお分かりいただけたでしょうか。
ペットの皮膚は人間よりもはるかにデリケートで、専用のケアが必要なんですよ。
少しでも費用を節約したい気持ちは分かりますが、後々の治療費や愛するペットの苦痛を考えれば、最初からペット用シャンプーを使用することが最も経済的で安全な選択です。
大切な家族であるペットの健康と快適さを守るために、適切なペット用シャンプーを選択し、正しいケアを心がけてくださいね。
もし皮膚トラブルが現れた場合は、迷わず動物病院を受診して、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
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