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抜け毛・薄毛の原因と対策
子どもの薄毛は心配?原因の見分け方と受診の目安をやさしく解説
For children of thinning hair
はじめに
子どもの髪が前より薄く見えると、とても心配になりますよね。
実は、年齢によっては自然に目立つ薄毛もあれば、治療が必要な脱毛もあります。
まずは慌てず、特徴を手がかりに原因の方向性をつかんでいきましょう。
このページでは、家庭でできる見分け方とケア、そして受診の目安をやさしくまとめます。
まず知ってほしい「子どもの薄毛」の全体像
心配いらない薄毛と治療が必要な薄毛
乳児は一時的に髪が薄くなることがあり、自然に戻るケースが多いです。
一方で、斑状に抜ける、かゆみや赤みが強い、広がっていくなどは受診のサインです。
「様子を見る」で良い場面と、すぐ専門家へつなぐ場面を分けて考えましょう。
年齢でよくあるパターン(乳児〜学齢期)
乳児では生理的な抜け替わりや、寝具との摩擦で後頭部が一時的に薄く見えることがあります。
就学期以降は、円形脱毛症や感染症、結び方のクセ、抜毛のくせなどが見つかりやすくなります。
思春期前はホルモンによる大人型の薄毛はまれで、別の原因を考えるのが基本です。
原因別の見分け方&対処
円形脱毛症(自己免疫)
ある日突然、丸い脱毛斑ができ、境目がはっきり見えるのが特徴です。
眉毛やまつ毛にも出ることがあり、複数同時に生じることもあります。
治療は皮膚科が中心で、病型や広がりにより外用や光療法、最新の治療選択肢が検討されます。
痛みを伴う治療は小児では避ける方針が示されることもあり、専門医で相談しましょう。
学校生活は基本的に制限不要ですが、見た目の不安には帽子やウィッグの活用など環境調整も大切です。
頭部白癬(しらくも/感染症)
頭皮にうろこ状のフケや赤み、斑状の脱毛、短く切れた毛が目立つなどがヒントになります。
家族やクラスで同時期に頭皮トラブルがある、格闘技スポーツをしているなども手がかりです。
治療は抗真菌薬が中心で、医師の指示でシャンプーなど補助的ケアを併用します。
感染性があるため、家族でのブラシ・帽子・寝具の共有は避け、同時期に点検・洗濯・熱処理を行いましょう。
牽引性脱毛症(結び方・習慣)
いつも同じ位置を強く結ぶ、きついポニーテールや編み込みで生え際や分け目が薄く見えることがあります。
改善は「強く結ばない」「位置を日替わりで変える」「おろす時間をつくる」などのスタイル調整が基本です。
痛みや赤みが出る、改善しない場合は皮膚科へ相談しましょう。
抜毛症(髪を自分で抜いてしまうくせ)
形がいびつな脱毛、長短まばらな毛、まつ毛・眉だけなど特徴的な抜け方をします。
注意や叱責は逆効果になりやすく、行動療法や心理的支援を含む専門的な関わりが有効です。
学校や家庭と情報を共有して、安心して過ごせる環境づくりが回復の近道です。
栄養・甲状腺・その他
偏食や体調不良のあとに髪が全体的に薄くなる、爪や皮膚にも変化がある、だるさや体重の変化を伴う場合は、栄養や甲状腺の検査が役立つことがあります。
先天性の毛髪の病気や、生まれつき一部が薄い三角形の脱毛などもあり、気になるときは専門医で評価しましょう。
薬の影響や強い日焼け、頭皮の強い炎症でも一時的に抜けやすくなることがあります。
今日からできるホームケア
洗い方・乾かし方・頭皮の観察
爪を立てず指の腹でやさしく洗い、ぬめりが残らないよう十分にすすぎます。
ドライヤーは近づけすぎず、地肌から素早く乾かします。
毎日ではなく、週に数回は「分け目や生え際の写真」を残すと変化に気づきやすいですよ。
結び方とヘアスタイルの工夫
ゴムは太めで滑りの良いものにし、強く引っ張らないようにします。
結ぶ位置を日替わりで変える、休みの日はおろすなど、引っ張る時間を減らしましょう。
スポーツ時はきついヘアバンドの長時間使用を避け、汗は早めに拭き取ります。
睡眠は時刻より質を意識
成長ホルモンは深い睡眠のときに多く分泌され、特定の時刻に固定されるわけではありません。
就寝前の強い光や長時間の動画は控え、寝入りばなの深い眠りを確保できる環境づくりを大切にしましょう。
起床と就寝のリズムをできる範囲で整えるだけでも、体調が安定しやすくなります。
学校・家庭での感染対策(シラミ・白癬)
家でできるチェックと同時対応
耳の後ろやえりあしを中心に、かゆみやフケ様の付着物、卵の有無を確認します。
疑わしいときは目の細かいくしでの除去や、適切な薬剤の使用、寝具の洗濯と熱処理を家族単位で同時に進めます。
頭部白癬が疑われるときは自己判断せず皮膚科へ、処方に従って最後まで治療を続けましょう。
登校は基本OK、でも共有物の管理を
多くの場合、治療を続けながらの通園・通学は可能です。
帽子・タオル・ヘアブラシなどの共用は避け、ロッカーや寝具は清潔に保ちます。
園や学校と連携し、過度な不安や誤解が広がらないよう情報共有を行いましょう。
受診の目安と科の選び方
今すぐ受診が望ましいサイン
円形またはいびつな脱毛斑が急に増える、じゅくじゅく・強い赤み・膿がある、かゆみや痛みが強い、発熱や全身症状を伴うときは早めに皮膚科へ。
全体的に薄くなり体重変化やだるさ、爪・皮膚の異常があるときは小児科での評価も役立ちます。
毛を抜くくせが続く、学校生活に支障があるときは児童精神科や心理の専門職とも連携しましょう。
受診時に持っていくと良い情報
発症時期と広がり方が分かる写真、使っているヘアケア製品、普段の結び方、最近の病気や薬の情報、家族内の似た症状。
これらがあると診断と治療の近道になります。
よくある質問(FAQ)
Q: 円形脱毛症と抜毛症はどう見分ければいい?
円形脱毛症は丸い境界明瞭な脱毛斑が特徴で、抜毛症は長さがまばらで形がいびつになりやすいです。
写真で記録し、迷ったら皮膚科で確認しましょう。
Q: いつ受診すべき?
急に広がる、強いかゆみや赤みがある、膿や痛みがある、家族や友だちにも同様の症状が出ているときは早めに皮膚科を受診しましょう。
全身のだるさや体重変化を伴うときは小児科にも相談を。
Q: プールや体育は休むべき?
ほとんどの場合は参加できます。
ただし感染症が疑われるときは医師の指示に従い、タオルや帽子の共有を避けましょう。
Q: 子どもに育毛剤を使っていい?
大人向け製品は刺激が強い場合があります。
まずは原因を見極め、医師の指示がない限り自己判断での使用は避けましょう。
Q: シラミは不潔が原因?
清潔さの問題ではなく、頭どうしの接触でうつることが多いです。
家族や園・学校と連携して同時に対策することが大切です。
まとめ
子どもの薄毛は「年齢による一時的なもの」から「治療が必要な脱毛」まで幅があります。
斑状か全体か、かゆみや赤みはあるか、髪型やくせはどうかを観察し、写真で経過を記録しましょう。
原因の当たりがついたら、家庭でできるケアをしつつ、必要に応じて皮膚科・小児科・児童精神科へつなげるのが安心への近道です。
親子で無理なく続けられるやさしいケアを積み重ねれば、きっと髪とこころの調子も整っていきますよ。
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