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抜け毛・薄毛の原因と対策
他の脱毛症とちょっと違う「瘢痕性脱毛症」とは
“Scarring alopecia” which is different from other alopecia.
瘢痕性脱毛症って知っていますか?
脱毛症の1つである、「瘢痕性(はんこんせい)脱毛症」という症状をご存知でしょうか。
瘢痕性脱毛症は、男性ホルモンや間違ったシャンプーが原因で引き起こされる他の脱毛症とは違う症状なのです。
瘢痕性脱毛症は、早期発見と治療がカギとなっています。
「瘢痕性脱毛症」とは
「瘢痕」とは、ケガやヤケド、手術などのあとに残る傷のことです。
通常、頭皮の毛穴にある毛包には、「毛母細胞」が存在しています。
この毛母細胞は、髪の毛を作り出す細胞で、発毛には欠かすことが出来ない組織なのです。
しかし、ケガなどの外部からの強い刺激を受けると、毛母細胞は破壊されてしまいます。その結果、毛母細胞を含む毛包は、瘢痕に置き換わってしまいます。
この状態を、「瘢痕性脱毛症」と言います。
瘢痕性脱毛症は、瘢痕を作る疾患である、限局性強皮症や慢性円板状狼瘡、萎縮性硬化性苔癬、サルコイドーシスなどの症状が頭部に出ることで起こるものです。
瘢痕性毛包炎
男性の頭部に発症する「瘢痕性毛包炎」と呼ばれる症状が進行すると、毛包に菌が感染してしまいます。
感染した毛包は、炎症を起こすのです。この炎症状態の毛包を、「ケルスス禿瘡(とくそう)」と言います。
ケルスス禿瘡になると、髪の毛が抜けていきます。瘢痕性毛包炎の治療の遅れが原因で、瘢痕性脱毛症になってしまうケースもあるのです。
「瘢痕性脱毛症」を治すには
瘢痕性脱毛症の前段階である、瘢痕性毛包炎を発症した場合は、早急に専門医による治療が必要です。
疑わしい症状が出たら、すぐに相談することが大切でしょう。
残念ながら、瘢痕性脱毛症を発症してしまった部分は、毛母細胞が消失してしまっているので、髪の毛が生えてくる可能性はありません。
しかし、瘢痕性脱毛症を放置しておくと、瘢痕の範囲が広がることもあるのです。瘢痕の原因となる疾患を見極め、早期に治療することが最善策でしょう。
原因である疾患が治れば、瘢痕の大きさにもよりますが手術で範囲を小さくすることも可能です。
瘢痕性脱毛症は他の脱毛症とは違って、育毛剤の使用や生活習慣の見直しで髪の毛が生えてくる症状ではありません。
また、瘢痕性脱毛症の元となる疾患も様々です。
瘢痕による脱毛が気になる人は、手遅れになる前に、皮膚科を早めに受診しましょう。
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