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白髪の原因と対策
白髪染めとヘアカラーってどう違うの?チラホラ白髪が出てきた場合はどっちがいい?
What is the difference between gray hair dyeing and hair color?
年齢とともに、また遺伝等によっても影響されてしまう白髪への悩み。
もう白髪しか生えてこないという方や、最近チラホラ目立ってきたなど、白髪が気になる方は少なくないでしょう。
白髪を隠すには白髪染めがいいのか、それともヘアカラーがいいのか悩むところです。
今回は白髪染めとヘアカラーの違いや、白髪と付き合っていくためのヘアケアについて徹底的に解説します。
目次
白髪染めとは
「白髪」は、メラニン色素がなくなることが原因と言われています。
「白髪染め」とは、色素がなくなった髪を染めることです。
メラニン色素:毛髪や肌、瞳の色を作る色素です。
メラニンには2種類(ユウメラニン・フェオメラニン)あり、色素形成細胞のメラノサイトで作られます。
メラニン色素は、私たちの皮膚や肌を守る大切な役割をしています。
白髪染めの特徴
・髪に色を入れる
・染毛力がとても高い
・ブリーチ力が低い(白髪は色素がないため、ブリーチする必要がほとんどない)
つまり白髪染めの目的は、色を入れることなのです。
ヘアカラーとは
ヘアカラーの定義は、染毛料やブリーチを使って本来の髪の色(黒色)を変えるもの(こと)です。
つまり、「白髪染め」や「おしゃれ染め」などの総称がヘアカラーです。
白髪を染めるというよりも、おしゃれ重視でイメチェンをしたい時に、ヘアカラーするという言い方もします。
ヘアカラー(おしゃれ染め)の特徴
・しっかり脱色して、色味を少し入れる
・染毛力は低い
・ブリーチ力は高い
つまりヘアカラー(おしゃれ染め)は、髪を明るくするのがメインです。
たまに聞くヘナカラーってなに?
ヘナ(ミソハギ科の植物)の葉を乾燥させて染料として髪を染めるのが、ヘナカラーです。
かの有名なクレオパトラはネイルカラーにヘナを使用していたと言われています。
ヘナで髪を染めるという技術が日本にも広がり、現在ではヘナカラーを施す美容院もたくさんあり大変人気です。
ヘナカラー特徴
・頭皮を清潔に保つ効果がある
・施術後3日間は、シャンプーをしなくても大丈夫
・ナチュラルトリートメント効果が高い
白髪染めとヘアカラーは何が違う?
先に、白髪染めも普通のヘアカラーも、「ヘアカラー」とお伝えしました。
2つの染毛方法は、成分やプロセスは同じです。以下にその仕組みをお伝えします。
成分
・アルカリ剤と酸化染料を配合した1剤
(アルカリ剤はアンモニア、酸化染料には化学染料ジアミンが含まれています。)
・酸化剤2剤
(過酸化水素が使用されています。)
プロセス
①1剤と2剤の混合液で染色する
②アルカリ剤がキューティクル(毛髪の外側)を開き、髪の内部へ浸透
③酸化剤とアルカリ剤の化学反応により生じた酸素がメラニン色素を脱色し、酸化染料が発生する
④酸化染料の分子結合で、髪の内部への色が浸透定着する
以上が白髪染めと普通のヘアカラーの共通点です。
それではこの2つの違いは何なのでしょうか?
それはズバリ!配合バランスです。
詳しく見ていきましょう。
カラー剤の定義
カラー剤はレベル1~15であり、色の明るさは色素量の違いと関係しています。
レベル7以上は色素が少ないため、白髪には色をつける色素量が足りません。
つまり、レベル7以下に当たるものを白髪染めと呼び、それ以上が普通のヘアカラー(おしゃれ染め)となります。
(メーカーによっても異なります)
カラー剤の定義を踏まえて、普通のヘアカラー(おしゃれ染め)と白髪染めの違いをいくつかお伝えします。
普通のヘアカラー
・黒髪の人が使う用のカラー
・メラニン色素のある髪を明るく染める
・色を抜くためのブリーチ力が高い
・染毛力が弱い→白髪染めには適していない
白髪染め
・染料の含有量が多い
・メラニン色素がない髪を染める
・ブリーチ力は低い
・染毛力が強い→明るくする目的のヘアカラーには濃すぎる
同じカラー剤でも、目的や役割が違うことがお分かりいただけたでしょうか。
普通のヘアカラーでも白髪は染まる?
白髪が目立ってきたけれど、市販の白髪染めを買ったり、美容室での白髪染めに抵抗がある方って意外と多いです。
普通のヘアカラー(おしゃれ染め)を使って白髪を何とか染められないか、という疑問を解説します。
前述しましたが、そもそも白髪染めとおしゃれ染めは、成分やプロセスは同じでも、「染まり方」に大きな違いがあります。
おしゃれ染めの役割
髪の色素を抜き、明るくして染料を入れる(染色力が低い)
白髪染めの役割
色素のない白髪に染料を入れる(染色力が高い)
つまり染色力の弱いおしゃれ染めで、白髪がしっかり染まるというのはかなり難しいでしょう。
後で詳しくお伝えしますが、白髪の量などによってはおしゃれ染めで対応できないこともありません。
余談になりますが、白髪染めは色素がある髪(黒髪)にも色を入れることは可能です。
ただし染毛力が強いため、明るい色味は出にくいかもしれないので、おしゃれ添めが圧倒的におススメです。
チラホラ白髪が出てきた場合、白髪染めとヘアカラーどっちがいい?
白髪が気になり始めた。
こんな時、白髪用薬剤を使うかおしゃれ染め用のものを使うか迷ってしまいますよね。
このような時は、以下の3つをチェックしてみましょう。
・白髪の割合(量)
・白髪の生えている部分
・染めたい色や明るさ
白髪の量や割合を大きく占める時は、白髪染めでカラーをしたほうが良いでしょう。
その一方で、チラホラ出てきた程度ならばメラニン色素もあるため、染毛力があまり強くない「おしゃれ染め」をすすめる美容師さんも多いです。
しかしちょっとの白髪でも絶対に嫌!という方であれば、白髪染めをしたほうが安心かもしれませんね。
また、どんな明るさや色にしたいか、またどんな感じの仕上がりを求めているのかというのも大切なポイントです。
今はおしゃれ染めだけでなく、白髪染めもカラーバリエーションが豊富ですので、その2種の染毛薬剤の境目があまりなくなってきました。
白髪が気になり始めたら、上のようなポイントを中心に、美容師さんに相談してみましょう。
おすすめの白髪染め 綺和美 (KIWABI) Root Vanish 白髪染め
ヘアカラーや白髪染めをした後の適切なヘアケアは
ヘアカラーや白髪染めをする際にはいくつか注意点があります。
カラー前にはアレルギーチェックを含めたパッチテストを行なったり、染色時の服装等々、色々と気を遣わなければなりません。
ここでは染毛した後の適切な対応についてお伝えします。
シャンプーのたびに少しずつ色が抜けていくのは仕方がありません。しかし少しでも長く持たせたいと誰もが願いますよね。
へアカラーした後の適切なヘアケアポイントは2つです。
・退色の防止対策
・毎日の髪のケア
退色防止策
・ヘアカラー専用のシャンプーやトリートメント、コンディショナーを使用する
・シャンプーは手の平で泡立ててから優しくする(髪同士の摩擦を起こさせない)
おすすめのカラーシャンプー ロイドカラーシャンプー グロッシーブラック
ヘアケア対策
・やさしくタオルドライ(こするとキューティクルが壊れる)
・ドライヤーでしっかりと乾かす(濡れ髪は傷みやすい)
・ブラッシングは目の粗い櫛を使って、毛先からとかす
まとめ
いかがでしたか?
そろそろ白髪染めが必要になってきたかもしれない。
でも白髪染めは気が引けるし、おしゃれ染めで何とかならないかと悩む方も多いでしょう。
おしゃれ染めと白髪染めの基本的役割やメカニズムを知ることで、髪に対する意識も変わってきますね。
またヘアカラーをした後のケアをしっかりすることで、おしゃれで素敵なヘアカラーやスタイルを保つことができるでしょう。
またどうするべきか悩んだ時には、一度プロである美容師さんにカウンセリングをしてもらい、ご自身にあったヘアカラーをしてみるのもおススメですよ。
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