放置しておくと臭いの原因に？頭皮に必要な皮脂の量の目安 | 【頭美人】

頭皮は身体の皮膚の中でも汚れやすい部位といえます。それは、頭皮は他の皮膚と比べて皮脂の分泌が活発だからです。

皮脂とは文字通りで油分です。髪が脂っぽいのは皮脂が多めに出ているからと考えられます。

シャンプーを使って洗髪するのも、分泌されて髪に付着した皮脂を落とすのがその役目の一つです。そのため市販のシャンプーは必ず油分を洗い落とす成分が配合されています。

しかし頭皮から皮脂が分泌されるのは、頭皮をダメージからガードする、という意味もあります。そのため実は、皮脂は過剰に落とし過ぎないほうが良いとされています。

頭皮から分泌される皮脂の役割

頭皮から皮脂が分泌されるのは一種の防衛反応です。皮脂は頭皮を保護するという役割があります。

頭皮からは皮脂の他に汗も出ます。そして皮脂と汗が混ざることで頭皮の表面に膜が出来てこれが頭皮を保護するバリアーとなります。

この膜は太陽光からの紫外線や空気中の雑菌といった外側からの刺激から保護してくれます。また頭皮の表面の水分を蒸発から守るという役割もあります。

以上のように皮脂は頭皮を刺激から守る役割があるため、ある程度は必要な存在なのです。

頭皮の皮脂は放置しておくと臭いの原因に…

しかし現実問題として皮脂は油分を多く含むため、放っておくと臭いの原因になります。

頭皮から出るフケや皮脂による油分は基本的には無害ですが、現代人としての最低限の清潔感は保ちたいものです。

そのためにも頭皮からの皮脂は頭皮のバリアーの役割を果たしつつ、余分な皮脂はシャンプーで洗い流すべきです。

シャンプーは一日一回が基本

頭皮の皮脂は洗いすぎると頭皮のバリアーを無くしてしまうため、洗い過ぎには注意です。基本的に一日一回のシャンプーなら洗いすぎるということは無いでしょう。

一日一回の丁寧な洗髪で髪が油っぽくなったり、臭いがしたりするのであれば洗浄力の強いシャンプーに変えることを検討するべきです。

逆に一日一回の洗髪で頭皮が腫れる、または不自然な痒みが出たりする場合はシャンプーの洗浄力が強すぎて頭皮のバリアー効果が薄くなっていることが考えられます。

以上のことから、一日一回のシャンプーで髪が油っぽくならず、臭わないくらいの洗浄力のシャンプーが、自身に合っているシャンプーといえます。

頭皮の皮脂分泌は個人差があるため、自分に合ったシャンプーを選ぶのが頭皮を健康に保つコツです。

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