ヘルメットは頭皮に良くない？ | 【頭美人】

バイクで通勤やお仕事をされている人、建築現場でお仕事をされている人など、毎日のようにヘルメットを着用している人は、頭皮の状態が気になっていませんか。

特に暑い季節には、ヘルメットの中は汗と熱気で蒸し風呂のようになってしまいます。

ヘルメット着用による頭皮や髪のべたつき、かゆみ、抜け毛など、気になる症状を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

ヘルメットは頭皮に良くない？

ヘルメットを長時間着用すると、頭皮やヘルメットの中が蒸れて、皮脂をエサとする雑菌やカビなどが繁殖してしまいます。

頭皮にかゆみや赤い発疹、フケなどが発生したら、脂漏性皮膚炎かもしれません。

脂漏性皮膚炎は、常在菌であるマラセチア菌（真菌。カビ一種）が皮脂の多い環境で増殖した結果、起きる湿疹です。

皮脂や角質が毛穴に詰まれば、頭皮ニキビができることもあります。頭皮ニキビができるような皮膚環境は、脱毛の原因にもなりやすいので気を付けましょう。

また、ヘルメットがきついと、頭が締め付けられて血行不良となり、頭皮が不健康となって髪が抜けやすくなります。

脂漏性皮膚炎になってしまったら？

マラセチア菌などの真菌類を撃退するには、髪とヘルメットをこまめに洗うことが大切です。

ヘルメットのアルコール消毒も効果的です。

脂漏性皮膚炎になってしまったら、まずは抗真菌薬（二ゾラ-ルなど）を塗ってマラセチア菌を殺します。

その後、肌の免疫細胞の暴走による肌荒れを改善するために、ステロイド剤などを使います。少量で効果が出やすいローション状のステロイドがおすすめです。

ただし、脂漏性皮膚炎の一因は免疫力の低下ですので、免疫力を落とすステロイド剤の使用は短期間にしましょう。

頭皮ニキビができてしまったら？

頭皮ニキビは、常在菌であるアクネ菌が原因です。普段、アクネ菌はホコリや雑菌などから頭皮を守る役割を果たしています。

しかし、毛穴に皮脂と角質が詰まるとアクネ菌が増えすぎて炎症が起きてしまいます。

アクネ菌が増えすぎず、減りすぎないようにすることが重要です。

そのためには、頭皮を清潔に保つことが大切ですが、シャンプーのしすぎや洗い残し、刺激の強いシャンプーなどにも気を付けましょう。

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整髪料や染毛剤、紫外線も頭皮を刺激しますので、できるだけ避けましょう。

症状がひどくなったら、ニキビ用の抗生物質やステロイド剤を使います。

体調と頭皮の健康のためにできること

・きつめのヘルメットを避ける
・通気性の良いものに替える
・ヘルメットの下にタオルをする
・時々ヘルメットを外して頭皮を風に当てる
・ヘルメットを清潔に保つ

以上の5点に気を付けてみて下さい。

免疫力やホルモンバランスなど、全身の健康状態を改善することが頭皮の状態も良くしてくれますので、体調管理にも気を配りましょう。

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