水分は取りすぎても良くない？適切な水分の摂取量と髪との関係とは | 【頭美人】

皆さんは毎日どのくらいの水分を摂取していますか？

個人差だけでなく、季節によっても水分の摂取量は変わってきますよね。

水分は身体や髪にも大切な役割を果たします。

しかし、水分は取りすぎても身体に良くないのです。

今回は、どのような水をどのくらい摂取すればよいのか、水の何が私たちの身体や髪に良くないかを詳しくご説明します。

体は水分で出来ている

私たちの体は、およそ約60％の水分で出来ています。

肌にも骨にも血液の中にも、もちろん髪の毛の中にも水は存在します。

美容と聞くと、サプリメントや保湿効果のあるヒアルロン酸や、コラーゲンを多く含んだものに着目してしまいがちです。

しかし最も大切なことは、どのような水をどのくらい供給しているかなのです。

保湿効果の高いものを多く摂取しても、消化吸収される時にはアミノ酸に分解されてしまいます。

ですので高価な化粧水も結局は、肌の表面だけでケアされているものが多いようです。

だからといって、意味がないわけではありません。

体内と外の両方からアプローチすることが効果的であり、大切なことなのです。

どのような水を摂取すれば良いのか

ひとことで「水」と言ってもいろいろな種類がありますよね。

そこで、含まれている成分や大まかな水の種類とその特徴を確認しましょう。

16種類の必須ミネラル

16種類の必須ミネラルである

「カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウム・亜鉛・クロム・コバルト・セレン・鉄・銅・マンガン・モリブデン・ヨウ素」

などのバランスが配合された水を、こまめに摂取することが大切です。

ただ単に大量の水分補給をすればいいわけではありませんので注意してください。

体は1度に大量の水分を摂取してしまうと、その全てを体は吸収できずに、いずれは排泄されてしまいますので、出来る限りこまめに摂ることを心がけましょう。

軟水

カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が硬水に比べて少ないので、コーヒーや紅茶などの香りや味などが、ストレートに引き出されます。

また、料理などでも素材やダシ、香りなどが浸透しやすく、味がよくしみ込むので、日本料理全般に適しています。

硬水

軟水に比べて、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を多く含んでいます。

汗をかくと同時に失われるのが、体内の水分やミネラル分ですが、失ったミネラル分を補える硬水は、運動時の水分補給に最適です。

一般的には軟水が良いと言われていますが、ミネラル補給を重視するのであれば、カルシウムやマグネシウムが多く含まれている硬水がおススメです。

何種類かのミネラルウォーターを定期的に変えるのも良いでしょう。

水の飲み過ぎに注意！注意すべき水毒の症状とは

汗が流れる季節やスポーツをしている時に、「水分を多く取らなくては！」と無理をしてでも水を飲んでしまいがちですよね。

でもその水分、きちんと循環されているのでしょうか？

実は、体内に余分な水分を貯めたまま排泄されないでいると、それが「水毒」となって様々な症状を引き起こすのです。

水毒とは

ではその「水毒」とはなんでしょう？水毒の主な原因は、水分の取り過ぎや基礎代謝の低下です。

そして、その水毒は様々な症状を引き起こしてしまいます。

成人が摂取するべき水分量は1日2リットルほどと言われており、血液の循環や尿、汗による老廃物の排出のために、水分を適度に補給しなければいけません。

しかし、ダイエットのために大量に水を飲んだり、喉が渇いているからといって一気飲みしてしまったりなど、水分の取り方を間違えてしまうと、正常に排出することが出来ずに体の中に溜まってしまうのです。

以下のような症状があったら、すでに水毒症かもしれません。

・食感に胃やお腹のあたりを軽く叩いて、チャプチャプと水の音が聞こえる。

・下腹部がポッコリ出ている。下半身太り。

・むくみ、たるみ、冷え、めまい、頭痛、アトピー、鼻炎、疲労感、頭重韓等

水毒が髪に与える影響

水毒の症状の1つに冷え性があります。

体に余分な水分が溜まると、手や足など末端ほど冷えやすくなります。

手や足には沢山の毛細血管が通っていますが、冷え性になると毛細血管が収縮して血行が悪くなり、全身の血流も悪化してしまいます。

マッサージなどで頭皮の血行を良くしても、末端が冷えていると髪に十分な栄養が届きにくくなるため、毛が弱々しくなって抜け毛が増えてしまいます。

また、冷え性になると基礎代謝が低下して体温が下がり、ますます冷えるという悪循環に陥ります。

基礎代謝が低下すると、髪が成長するヘアサイクルが乱れるため、抜け毛や薄毛が進行してしまいます。

水毒を解消するには

水毒による髪への悪い影響を改善するには、体を温めることが1番の近道です。

体を温める方法としては、ウォーキングなどの適度な運動や、温めのお湯にゆっくりと浸かる半身浴がオススメです。

全身の血行を促進させて基礎代謝を高めてくれます。また、身体を温める陽性食物（ニンニク、生姜、ネギ等）を摂るようにしましょう。

体が温まると汗をかきやすくなり、余分な水分を排出することが出来ます。

ただし運動をしたあとや、入浴後に水分の取り方を間違えると、せっかくの保温効果が無くなってしまいます。

間違った水分の取り方とは、冷たい水を一気に飲むことです。

喉が渇いていると、つい一気に飲んでしまうという方も多くいらっしゃると思いますが、これは内臓を冷やして冷え性の原因になってしまうので、常温の水を少しずつ飲むようにしましょう。

今回ご説明した通りに正しい水分の取り方と適量を守って水分補給をし、健康な体と髪を手に入れましょう！

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