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薄毛・抜け毛に強い関わりを持つ乱れた食生活
さまざまな脱毛症の症状
先ほどAGAという現象を取り上げましたが、これは、男性に多く見られる脱毛症です。
AGAとは、髪の毛が少しずつ薄くなり、おでこの辺りの生え際からM字型に後退したり、つむじの辺りが薄くなったりする症状を表します。
また、脂漏性脱毛症は、皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴の汚れを誘発し、毛根の働きを弱めてしまうことが原因です。
どちらの脱毛症も、食生活と大きく関わりがあります。
それでは、なぜ食生活の乱れがAGAや脂漏性脱毛症を誘発してしまうのかについてお話しします。
現代人に多い『乱れた食生活』が脱毛症を引き起こす
乱れた食生活というのは、規則正しくない食事、あるいは、偏った食事のことを指します。
お肉や甘いものが大好きだからと言って、野菜もとらずにそればかりを食べていたのでは、栄養バランスが偏ってしまいます。
お肉や甘いものは、高カロリーである上に、脂肪分が豊富に含まれています。
高カロリー高脂肪の食事を繰り返していると、血中にコレステロールや脂肪分の割合がどんどん増えていき、血液がドロドロになっていきます。
これが、脱毛症の原因となるのです。
髪の毛は毛根で生まれ、毛穴の外へと伸びていきます。
毛根では毛母細胞が毛乳頭から栄養をもらい、活発に活動しています。
毛乳頭にはたくさんの毛細血管がはりめぐらされているのですが、血液がドロドロになってしまうと、毛乳頭の毛細血管に栄養分が行かなくなってしまいます。
栄養をもらえなくなってしまった毛母細胞は、活動が弱まり、やがては活動を止めてしまうのです。
脂肪分の多い食事には要注意!
また、脂肪分の多い食事を続けていると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴にダメージを与えてしまいます。
皮脂というのは、頭皮を守るために適量分泌されているのですが、体が異常を訴えていると過剰に分泌されてしまうことがあります。
過剰に分泌された皮脂は、頭皮や毛穴の周りで酸化して頭皮を炎症させ、しまいには毛穴を塞いで毛根の呼吸孔を塞いでしまいます。
呼吸孔を失った毛根は活動できなくなり、AGAや脂漏性脱毛症の原因となるのです。
薄毛・抜け毛を食い止める方法
これらの悪循環を食い止めるには、正しい食事を心がけることが大切です。
食事は、5大栄養素と言われている炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・無機質をバランス良く摂取するのが一番です。
特に、ビタミンは毛細血管の流れを改善する働きがありますので、意識的にとることをおすすめします。
また、1日3度、朝・昼・晩と規則正しい食事をとることも、体に負担をかけない重要な方法です。
薄毛・抜け毛を誘発しないように、意識してバランス良い食事が出来るよう心がけましょう。
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